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ハスレット トルコの風俗新聞
ハスレット Hasret トルコの風俗新聞 世界で最もイスラム教徒の割合が高く、現政権もイスラム系であるにも関わらず、このような新聞が街角で売られていることは興味深い。ハスレットとはトルコ語で「切望」。 週刊誌 全24ページ 値段1.5リラ(約60円)2015年10月現在 紹介するのは2015年10月3日版 表紙 左:イギリス人モデルSophie Deeは近頃仕事がもらえなくて1文無しに。 右:カナダ美人Jenny P.がベッドでは制限なし! 2ページ 出会いを求める人々の自己紹介 ページ。例えば左上「今週のさみしい人」と題するメッセージには「はじめまして。僕はデニズリ出身のビュレント。46才、身長175cmの独り身です。35-40歳の、素直な女性と結婚したいと思っています。もしもいらっしゃったら僕の番号はこれです。電話してください、会いましょう。男性はお断り」 3ページ セクシーモデルがモデル事務所で働く元彼の嫌がらせのせいで無職だと告白 4,5ページ 6ページ(中央赤字)「セックスは心臓発作の確立を上げたりはしない!」 7ページ「ゴーストタウンで撮影」 8ページ 「鉄格子より」受刑者専用のページがあることは驚きである。 このページでは、受刑者が自らの体験を書いたり詩を紹介したり。 例えば8ページ下部の短い詩は 「君が僕を拳銃で撃っても(辛くあたってもの意) 僕は君にバラを贈り続けるだろう この愛の武器で 君の心を打ちぬく 僕のバラ、愛する人よ」 9ページ 「鉄格子より」つづき。右下には出会いを求めるメッセージも 「僕の詩を読んで下さった女性のみなさん、こんにちは。(中略)僕と寂しさを分かち合ってくれる女性と文通したいと思っています。(牢屋の)内側の人でも外側でも、前向きな女性のお友達からの手紙を待っています。ちなみにカイセリ出身です。 バルトゥン刑務所」 12,13ページ 14,15ページ 16ページ(左中央)「ロボットとはセックス禁止」 18ページ 12星座占い 19ページ 「世界の人々の光景」 20ページ…
![『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』 Berci Kristin Cop Masallari](https://loveturkey.jp/wp-content/uploads/2016/01/Love-Turkey-Latife-Tekin-Berci-Kristin-Japon-768x1113.jpg)
『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』 Berci Kristin Cop Masallari
『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』 Berci Kristin Cop Masallari 2014年 河出書房新社 ラティフェ・テキン(著) 宮下遼(翻訳) 2160円(2016年1月現在) 著者についてはこちら <あらすじ> ある町はずれの、ゴミの丘と芸術家たちが集う地域の境目にできたスラム街が舞台のお話。発展に取り残された田舎の慣習や風俗と、ものであふれかえっている消費社会とのはざまで生きる人々の奮闘を描く。 ご購入はアマゾンから 関連記事 ・失われた薔薇 ・最後の授業
![失われた薔薇 セルダル オズカン](https://loveturkey.jp/wp-content/uploads/2015/12/Serdar-Ozkan-Missing-roses.jpg)
失われた薔薇 セルダル オズカン
失われた薔薇 セルダル オズカン (著)吉田利子(訳) 1975年生まれの若い作家セルダル・オズカンのデビュー作。サンフランシスコとイスタンブールを舞台に女子学生ダイアナのストリーを語る小説。トルコでベストセラーになって、世界中でも40か国以上で出版された。 吉田利子 (翻訳者) 東京教育大学文学部卒業 セルダル オズカン 1975年トルコ生まれ。アメリカでマーケティングと心理学の学位を取得、その後母国トルコに戻り、イスタンブール・ボスポラス大学で心理学の勉強を続ける。2003年トルコで発表された『失われた薔薇』は稀にみるベストセラーとなり、その後著者自らの英訳により40カ国に翻訳権が売れ、世界中で多くの読者を獲得している 2011年 Hayatın Işıkları Yanınca 人生の光がつくと 2011年 Ölümsüz Kalp 無死の心 2012年Kayıp Gül: Ekim Yağmurları 失われた薔薇:10月の雨 関連記事 ・トルコの小説家 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺
![末冨敦子先生より「 ことだま・イスタンブル」ビデオメッセージ](https://loveturkey.jp/wp-content/uploads/2016/04/Love_Turkey_Atsuko_Suetomi_Kotodama_Japan2.jpg)
末冨敦子先生より「 ことだま・イスタンブル」ビデオメッセージ
トルコで箏の魅力を紹介している末冨敦子先生より 「 ことだま・イスタンブル」メッセージ。 『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作 2015年 アルケオロジー・ヴェ・サナト出版 日本からトルコを、トルコから日本を見つめ、2か国、2言語で出版された文芸作品。 2015年に出版された『はじまり』は、日本とトルコ、また両国につながりを持つ芸術家、作家、学者、研究者による共著。各執筆者がそれぞれの立場から見た日本・トルコ両国のつながりや、文化・文芸、歴史などについて綴る。これまで注目されることのなかった二国の文芸的側面に光を当てた珠玉の一冊。 本の詳細やサンプルページはこちら↓
![「トルコの街角から」釣り人が教えてくれたイスタンブルの楽しみ方 写真家 星野安杏](https://loveturkey.jp/wp-content/uploads/2018/12/hoshino-aki-201812-04-768x476.jpg)
「トルコの街角から」釣り人が教えてくれたイスタンブルの楽しみ方 写真家 星野安杏
釣り人が教えてくれたイスタンブルの楽しみ方 イスタンブルでは初雪も降り、冬本番だそうです。冬のイスタンブルというと私は思い出す光景があります。ガラタ橋で釣りをするおじさん達です。「雨にも負けず、風にも負けず」と言いますが、まさに寒い夜に火を焚いてまで釣りをするおじちゃん達の光景に純粋に「なぜ?」と強く思ったのです。 そこで、当時一緒の寮だった友人と一緒にカラキョイに行って一式60TL(当時のレートで3000円程)の安い釣竿を買い、めでたくイスタンブルで釣りデビューすることになりました。親しみやすそうなおじちゃん達に声をかけて、仲間に入れてもらいます。安い釣竿なので全く釣れません。それでも、笑いながらもエサのつけ方から自分の釣りのテクニックまで教えてくれます。時にはラクやエフェスを片手に、缶詰の煮物やチーズをつまみながらトルコの文化や政治、人生相談まで色々なことを話しました。 今思い返せば、おじちゃん達も私も「釣り」という行為よりも、一緒に過ごす「時間」を楽しんでいたのでしょう。魚が釣れるかどうかはあまり問題ではないのです。目の前に広がる海を見ながら、その時間を楽しむことが釣りの醍醐味なのです。私はおじちゃんたちの仲間に入れてもらいましたが、釣りには色々な人が来ています。親子や兄弟、学生やオフィスカジュアルのような格好の人まで。色々なバックグラウンドの人と話せるのも釣りの楽しみの一つです。 釣りを楽しむのはガラタ橋だけではありません。アジア側のウスキュダルでヨルダン人の友人と釣りをした時には、通りがかりの人が釣りを教えてくれました。ベシクタシュも海に近いので釣りを楽しめます。竿を持っていなくても、「お!今日は大漁ですね。」と話すだけで会話が生まれます。釣りをはじめたことで、イスタンブルとの距離感が縮まった気がしました。私が東京に帰って、仕事や満員電車で疲れた時に思い出す「トルコ」はこういう些細な日常の光景だったりします。 留学から日本に帰る時、釣竿は日本に持って帰れないので他のゴミと一緒に玄関に置いておきました。滞在中1匹しか釣れませんでしたが、人生初のマイ釣竿。この釣竿のおかげで出会えた人もいるので、少し愛着があります。そこで大家さんに遭遇。「半年間お世話になりました」とか「今度はいつトルコに来るの?」と他愛も無い話をしていると、ふと大家さんの目が変わりました。「バハル(トルコでの私の名前)、なんで釣りに誘ってくれなかったんだ!」少し寂しそうな顔の大家さん、いつか一緒に釣りをしようと話して別れました。あれ以来、なかなか時間がなくてトルコに行っても釣りはできていませんが、いつかまた挑戦したいと思います。
![エディルネ EDIRNE](https://loveturkey.jp/wp-content/uploads/2016/01/71vf-JyM51L-768x925.jpg)
エディルネ EDIRNE
エディルネ 2008年 サンクチュアリ・パブリッシング 石井孝典(著) <内容> トルコ西端の街、エディルネでは約650 年前から、「ヤール・ ギュレチ(トルコ・オイルレスリング)」の全国大会が開かれている。全身にオリーブオイルを浴び、力尽きるまで闘った男たちが手に入れるのは、「誇り」という名の勲章だ。写真家・石井孝典は、競技場で 戦い終えた男たちに迫り、彼らの放つ「熱」をフィルムに収めた。4年間かけ撮影してきた1000人以上の肖像写真から厳選した作品で構成する『EDIRNE』は、今、最も熱い写真集である。 ご購入はアマゾンより 関連記事 ・写真集 東アナトリアの歴史建築 ・写真集 カッパドキア 刻まれた時間