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エルディル・ヤシャロール 風刺画家
エルディル・ヤシャロール 風刺漫画家 (Erdil Yasaroglu) 1971年生まれ。ミーマル・シナン美術大学彫刻科卒トルコを代表する風刺漫画家のひとり。 1989年に風刺かわら版リモン Limon(現レマン Leman)にてプロ漫画家活動開始。その後、数人の仲間とともにレマンを去り、月刊誌ペングエン(Penguen / ペンギンの意味)を創立。以前Love Turkeyで紹介した漫画家Selcuk Erdemもその一人。 90年代に政治家の人形で星治パロディーを主題にしたテレビ番組「プラスティップショー」を企画。のちに有名モデル「ベギュム・クチュク」 と結婚し話題を呼ぶ。 現在もレマン誌で活動を続けている。かわいい動物のキャラクターをたくさん描く。自作品をまとめた単行本(Komikaze)もシリーズで多数出版されている。 これからエルディル・ヤシャロールさんの作品を数回続けて紹介していくので楽しみにして下さい。 エルディル・ヤシャロールのホームページ エルディル・ヤシャロールのFacebookページ エルディル・ヤシャロール Twitterページ
「トルコの街角から」「小さな友達」と過ごした学び舎 星野安杏
「では、学内での猫や犬に関して注意事項を説明します」「猫が近づいてきたときは水を蒔きましょう」 2014年、ボアズィチ大学で行われた留学生のためのオリエンテーションの最後だったでしょうか。キャンパス内での猫の取り扱いに関するアナウンスがされました。真面目な顔で猫の追い払い方を説明する様子は、今も頭に強く残っています。 猫の写真を撮ってきた私ですが、実は日本にいるときは犬の友達が多く猫はほとんど触ったことがありませんでした。今でこそ猫と触れ合って写真を撮っていますが、ボアジチ大学を初めて訪れたときには猫の多さに少したじろいでしまいました。 私が2014年から15年にかけて留学していたボアズィチ大学はイスタンブルのルメリヒサルにキャンパスがあるトルコの国立大学です。耳慣れない「ボアズィチ」とはトルコ語でボスフォラスを意味します。まさにボスフォラス海峡を見下ろすキャンパスでは、世界各地から集まった学生が日々研究に励んでいます。 そんなボアズィチ大学。実は、キャンパスに猫や犬が沢山いることでも知られています。留学に行く前に話は聞いていたのですが、実際に訪れると猫がのびのびと暮らす姿にカルチャーショックさえ覚えました。 学食が開く時間になると玄関の前で学生たちをじっと待っている猫たち。一人でどこかでご飯をたべようものなら彼らの恰好の餌食になること間違いなしです。授業に行けば猫。勉強スペースでレポートを書いているときにパソコンに乗ってきた猫にレポートを削除されかけたこともありました…。ATMでお金を引き出すにも、寒い冬には猫が先に座っていることもあり渋々別のATMを探すことも。辛いことがあったとき、心配そうに顔を覗き込んできたり、足元に寄り添ってきてくれたことは忘れられません。 1年という短い間ですが、喜怒哀楽を共に過ごした猫や犬たちはトルコでのかけがえのない友達となりました。ふっと気がつくと学校に行って友人に挨拶するように、猫や犬にも「おはよう、元気?」と自然に声をかけている自分がいました。 門をくぐれば犬たちがお腹を出して寝ている。授業に向かおうとすれば猫たちが足にすり寄ってきて遊ぼうよと誘惑してくる。そんな穏やかな日常を懐かしく思い、そしてこれからも続くよう祈りながら筆を置くこととします。 (Photo by Kıvanç Yazan)
対談記事 オルハン・パムク
対談記事 オルハン・パムク 作家オルハン・パムクはいわゆる「アルメニア人虐殺」はあったという発言の後、ノーベル文学賞を受賞した。このためトルコでは彼を純粋な文学者と見るのは難しい。トルコで事件があるたびに彼の意見が求められているが、いつも批判の的になる。新作がテーマのはずのこの対談でも、政治に関する言及が多くまた読者のコメントも非常に政治的で大部分は批判的である。 ヒュッリイェト紙に許可を頂き、日本の学生や研究者の方々の参考にして頂ければと思い、トルコ語日本語対訳で記事を掲載します。 Orhan Pamuk: Bizi Terk eden bir babayla büyüdüm オルハン・パムク「僕らを置いて出て行った父に育てられた」 2016年1月30日 ヒュッリイェト紙 文章:Çınar Oskay チュナル・オスカイ 写真:Sebati Karakurt セバーティ・カラクルト 日本語訳:岩永実奈、岩永和子、岩永星路 オリジナル記事:Orhan Pamuk Interview Hurriyet PDF形式で全文書をダウンロードできます: Orhan Pamuk Roportaji PDF olarak Orhan Pamuk yeni romanı ‘Kırmızı Saçlı Kadın’da büyük efsanelerin, destanların kaderimizi nasıl etkilediğini yazmış. Binlerce yıldır yeryüzünde yaşamış tüm insanların suçluluk duyguları, korkuları nasıl oluyor…
Adımızı Japonca Yazalım!
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バヤンヤヌ トルコの風刺かわら版
バヤンヤヌ トルコの風刺かわら版 バヤン・ヤヌはトルコ語で‴女性の隣‴を意味をする言葉。 元々は長距離バスなどのチケット売り場で使っていた表現。 知らない男性の隣での長い旅を辛く感じる女性に、バヤン・ヤヌ(他の女性客の隣の席)を挙げるのはバス会社のセールストークの一つであった。 この雑誌はバス会社と何の関係もないものの、中身を見ると女性の漫画家やエッセイストばかり。 女性の目線で見たトルコが楽しめる。 月刊誌 全32ページ 値段 6リラ (約240円)2015年9月現在 紹介したいのは2015年9月号 3ページ 左上の緑のごみ箱に四つの穴がある:金属類、紙類、プラスチック類、女 (イスタンブールで殺害された女性の死体の一部がごみ箱から見つかって、殺人が男性の友人だったことが判明した。このニュースを受けての風刺) 表紙 シーリアからの難民がトルコ経由でヨーロッパに流れ、地中海のリゾート地海岸などで命を落とした難民も多かった。雑誌の表紙はこの問題をテーマにしている。 男の子:(アラビア語の文字で)助けて!(トルコ人が分かるよう右下に訳が書かれてある) 女性:なんてひどいこと。どこもアラブ人だらけ! 男性:9月の海は静かだと言ってたのに。 12-13ページ こちらに小さなストーリーが描かれている。 一年ぶりに別荘に戻るイペックが、家の中で自分の写真を見つめているハリルに会う。ペンキ屋だが、この写真がお気に入りで、時々入って観賞するとのこと。 自分より自分の写真に恋を感じる彼はイペックが今まであったことのないタイプの男で、。。。 裏表紙 ご近所同士の楽しい会話がテーマになっている。 太り気味な体系が現実的で可愛い。 右に宣伝されているのは女性漫画家フェイハン・ギュヴェルの新作Elalem ne der? (世間に知らされたらどうなる)
作家 オルハン・パムク Orhan Pamuk
オルハン・パムク Orhan Pamuk (1952年6月7日‐)トルコの小説家、劇作家、2006年ノーベル文学賞受賞者(トルコ人初)。 彼の著作は1100万冊以上売り上げ、60以上の言語に翻訳された。トルコ人の作家の中で、世界で最も有名な人物だろう。 2005年、スイス紙へのインタビューにおいて、国内でタブー視されているアルメニア人虐殺問 題に関し、政府は100万人のアルメニア人と3万人のクルド人を虐殺した事実を認めるべきだと発言したとして国家侮辱罪に問われ、世界のメディアから注目 を浴びた(2006年1月に不起訴)。国際的に認知される有名作家パムクの発言はトルコの欧州連合(EU)加盟問題に関わるトルコの人権問題にも波及した。パムク自身は、長年タブー扱いされていた問題も触れられるべきだという意図で行った発言だとしている。 日本語で出版されている作品はこちら↓ 無垢の博物館 Masumiyet Müzesi 白い城 Beyaz Kale 雪 Kar 新しい人生 Yeni Hayat 私の名は赤 Benim Adım Kırmızı