今月のトルコの風刺漫画 2017年6月 セルチュク・エルデム
今月のトルコの風刺漫画 2017年6月 セルチュク・エルデム
セルチュク・エルデム 風刺漫画家
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–Burası Hindistan sen de bir ineksin!
–Hayda!.
バヤンヤヌ トルコの風刺かわら版 バヤン・ヤヌはトルコ語で‴女性の隣‴を意味をする言葉。 元々は長距離バスなどのチケット売り場で使っていた表現。 知らない男性の隣での長い旅を辛く感じる女性に、バヤン・ヤヌ(他の女性客の隣の席)を挙げるのはバス会社のセールストークの一つであった。 この雑誌はバス会社と何の関係もないものの、中身を見ると女性の漫画家やエッセイストばかり。 女性の目線で見たトルコが楽しめる。 月刊誌 全32ページ 値段 6リラ (約240円)2015年9月現在 紹介したいのは2015年9月号 3ページ 左上の緑のごみ箱に四つの穴がある:金属類、紙類、プラスチック類、女 (イスタンブールで殺害された女性の死体の一部がごみ箱から見つかって、殺人が男性の友人だったことが判明した。このニュースを受けての風刺) 表紙 シーリアからの難民がトルコ経由でヨーロッパに流れ、地中海のリゾート地海岸などで命を落とした難民も多かった。雑誌の表紙はこの問題をテーマにしている。 男の子:(アラビア語の文字で)助けて!(トルコ人が分かるよう右下に訳が書かれてある) 女性:なんてひどいこと。どこもアラブ人だらけ! 男性:9月の海は静かだと言ってたのに。 12-13ページ こちらに小さなストーリーが描かれている。 一年ぶりに別荘に戻るイペックが、家の中で自分の写真を見つめているハリルに会う。ペンキ屋だが、この写真がお気に入りで、時々入って観賞するとのこと。 自分より自分の写真に恋を感じる彼はイペックが今まであったことのないタイプの男で、。。。 裏表紙 ご近所同士の楽しい会話がテーマになっている。 太り気味な体系が現実的で可愛い。 右に宣伝されているのは女性漫画家フェイハン・ギュヴェルの新作Elalem ne der? (世間に知らされたらどうなる)
エルディル・ヤシャロール 風刺漫画家 (Erdil Yasaroglu) 1971年生まれ。ミーマル・シナン美術大学彫刻科卒トルコを代表する風刺漫画家のひとり。 1989年に風刺かわら版リモン Limon(現レマン Leman)にてプロ漫画家活動開始。その後、数人の仲間とともにレマンを去り、月刊誌ペングエン(Penguen / ペンギンの意味)を創立。以前Love Turkeyで紹介した漫画家Selcuk Erdemもその一人。 90年代に政治家の人形で星治パロディーを主題にしたテレビ番組「プラスティップショー」を企画。のちに有名モデル「ベギュム・クチュク」 と結婚し話題を呼ぶ。 現在もレマン誌で活動を続けている。かわいい動物のキャラクターをたくさん描く。自作品をまとめた単行本(Komikaze)もシリーズで多数出版されている。 これからエルディル・ヤシャロールさんの作品を数回続けて紹介していくので楽しみにして下さい。 エルディル・ヤシャロールのホームページ エルディル・ヤシャロールのFacebookページ エルディル・ヤシャロール Twitterページ
セルチュク・エルデム 風刺漫画家 Selçuk Erdem 1973年生まれ。トルコを代表する風刺漫画家のひとり。 1990年に風刺かわら版リモン Limon(現レマン Leman)にてプロ漫画家活動開始。その後、数人の仲間とともにレマンを去り、月刊誌ペングエン(Penguen / ペンギンの意味)を創立。現在も同誌で活動を続けている。動物や宇宙人、オスマン帝国兵などのキャラクターをたくさん描く。自作品をまとめた単行本も多数出版されている。 セルチュク・エルデム Facebookページ セルチュク・エルデム Twitterページ Love Turkey紹介されたセルチュク・エルデムの作品
今月のトルコの風刺漫画 2019年1月 エルディル・ヤシャロール
対談記事 オルハン・パムク 作家オルハン・パムクはいわゆる「アルメニア人虐殺」はあったという発言の後、ノーベル文学賞を受賞した。このためトルコでは彼を純粋な文学者と見るのは難しい。トルコで事件があるたびに彼の意見が求められているが、いつも批判の的になる。新作がテーマのはずのこの対談でも、政治に関する言及が多くまた読者のコメントも非常に政治的で大部分は批判的である。 ヒュッリイェト紙に許可を頂き、日本の学生や研究者の方々の参考にして頂ければと思い、トルコ語日本語対訳で記事を掲載します。 Orhan Pamuk: Bizi Terk eden bir babayla büyüdüm オルハン・パムク「僕らを置いて出て行った父に育てられた」 2016年1月30日 ヒュッリイェト紙 文章:Çınar Oskay チュナル・オスカイ 写真:Sebati Karakurt セバーティ・カラクルト 日本語訳:岩永実奈、岩永和子、岩永星路 オリジナル記事:Orhan Pamuk Interview Hurriyet PDF形式で全文書をダウンロードできます: Orhan Pamuk Roportaji PDF olarak Orhan Pamuk yeni romanı ‘Kırmızı Saçlı Kadın’da büyük efsanelerin, destanların kaderimizi nasıl etkilediğini yazmış. Binlerce yıldır yeryüzünde yaşamış tüm insanların suçluluk duyguları, korkuları nasıl oluyor…