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対談記事 オルハン・パムク
対談記事 オルハン・パムク 作家オルハン・パムクはいわゆる「アルメニア人虐殺」はあったという発言の後、ノーベル文学賞を受賞した。このためトルコでは彼を純粋な文学者と見るのは難しい。トルコで事件があるたびに彼の意見が求められているが、いつも批判の的になる。新作がテーマのはずのこの対談でも、政治に関する言及が多くまた読者のコメントも非常に政治的で大部分は批判的である。 ヒュッリイェト紙に許可を頂き、日本の学生や研究者の方々の参考にして頂ければと思い、トルコ語日本語対訳で記事を掲載します。 Orhan Pamuk: Bizi Terk eden bir babayla büyüdüm オルハン・パムク「僕らを置いて出て行った父に育てられた」 2016年1月30日 ヒュッリイェト紙 文章:Çınar Oskay チュナル・オスカイ 写真:Sebati Karakurt セバーティ・カラクルト 日本語訳:岩永実奈、岩永和子、岩永星路 オリジナル記事:Orhan Pamuk Interview Hurriyet PDF形式で全文書をダウンロードできます: Orhan Pamuk Roportaji PDF olarak Orhan Pamuk yeni romanı ‘Kırmızı Saçlı Kadın’da büyük efsanelerin, destanların kaderimizi nasıl etkilediğini yazmış. Binlerce yıldır yeryüzünde yaşamış tüm insanların suçluluk duyguları, korkuları nasıl oluyor…
『無垢の博物館』オルハン・パムク
『無垢の博物館』 Masumiyet Muzesi 上、下 早川書房 2010年 オルハン・パムク(著) 宮下遼(翻訳) <あらすじ(上)> 「ノーベル文学賞受賞後第一作! 全世界絶賛。『わたしの名は「紅」』 『雪』に続く、世界最高の語り部の最新傑作。 三 十歳のケマルは一族の輸入会社の社長を務め、業績は上々だ。可愛く、気立てのよいスィベルと近々婚約式を挙げる予定で、彼の人生は誰の目にも順風満帆に 映った。だが、ケマルはその存在すら忘れかけていた遠縁の娘、十八歳のフュスンと再会してしまう。フュスンの官能的な美しさに抗いがたい磁力を感じ、ケマ ルは危険な一歩を踏み出すのだった――トルコの近代化を背景に、ただ愛に忠実に生きた男の数奇な一生を描く、オルハン・パムク渾身の長篇。」 <あらすじ(下)> 「これは不倫か? 純愛か? 男は婚約中にもかかわらず、美しい遠縁の娘との 情事に溺れていく。狂気に彩られた愛の物語。 「これから、わたしたちはどうなるの?」二人の愛する女から突きつけられたこの言葉に、ケマルは答えをもたなかった。彼の心はスィベルとフュスンの間を揺 れ動き、終わりのない苦悩に沈む。焦れた女たちはそれぞれの決断を下すのだが……。ケマルは心配する家族や親友たちから距離を置き孤立を深める。会社の経 営にも身が入らず徐々にその人生は破綻していく――トルコ初のノーベル文学賞作家が八年の歳月を費やして完成させた最新傑作、待望の邦訳。」 購入はアマゾンから (順に上、下巻) 関連記事 ・雪 Kar【新訳版】上・下 ・白い城
『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』 Berci Kristin Cop Masallari
『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』 Berci Kristin Cop Masallari 2014年 河出書房新社 ラティフェ・テキン(著) 宮下遼(翻訳) 2160円(2016年1月現在) 著者についてはこちら <あらすじ> ある町はずれの、ゴミの丘と芸術家たちが集う地域の境目にできたスラム街が舞台のお話。発展に取り残された田舎の慣習や風俗と、ものであふれかえっている消費社会とのはざまで生きる人々の奮闘を描く。 ご購入はアマゾンから 関連記事 ・失われた薔薇 ・最後の授業
Time Out Istanbul イスタンブール情報誌
タイムアウト イスタンブール版 イスタンブールの情報誌 大都会イスタンブールの案内満載の情報誌。最新のレストランや展示会、コンサート、音楽や映画イベント、ナイトライフ、ホテル情報、LGBT関連のニュースなど、多岐にわたる。 月刊紙 全130ページ 値段6リラ(約240円)2015年10月現在 紹介するのは2015年10月号 表紙 「ニューシーズンに注目!ファッション特集 ファッションウィークのゴールデンルール、今季のトレンド&デザイナーに転身するブロガーたち」 2ページ(左側) 大手銀行主催のジャズフェスティバル(1週間)の広告 「ジャズの街並み」 4,5ページ 「今月のトップ10」 1.(芸術)第14回イスタンブールビエンナーレ 2.(映画)映画の10月映画祭(おすすめの映画は30ページに詳細あり) 3.(飲食)イスタンブールコーヒーフェスティバル 4.(音楽)アクバンク・ジャズフェスティバル 5.(飲食)パティスリー・ベイカリーデイ 6.(今月)タイガー・リリーのハムレット公演(タイガー・リリー:英国のパンク・キャバレーグループ) 7.(音楽)セパドッホ(Sepadoh)コンサート 8.(本)イスタンブールブラックウィーク(アガサ・クリスティーの西端125周年を記念して開催されたミステリー小説のフェスティバル) 9.(飲食)ヘルマンのバーガー・フェスティバル 10.(バー・クラブ)ベテランこそ実力者!と思っている人にはもってこい。The Orbのクラブイベントをチェック 52ページ(左) アイーダ・ヴィーノ・エ・クチーナ ファサードからお洒落なイタリアンレストランを紹介。2階部分の出窓建築はイスタンブールの伝統的な建築形式だが、色彩がモダンでかわいらしい。3回にレインボーフラッグを掲げていることも意味ありげである。 116ページ バー&クラブ https://www.timeout.com/istanbul 関連記事 ・ナショジオトルコ版
作家 ラティフェ・テキン Latife Tekin
ラティフェ・テキン Latife Tekin (1957‐)カイセリ出身。トルコで最も影響力のある女流作家の一人。 1983年、彼女の人気作『拝啓ずうずうしい死へ』 Sevgili Arsiz Olumが出版された。彼女の書くファンタジーには、アナトリア地方の民話や伝統が色濃く映し出されている。彼女の作品は、独語、仏語、伊語やペルシャ語などに訳され、海外でも人気が高い。 日本語で出版されているテキンの作品はこちら↓ 乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺 Berci Kristin Cop Masallari 関連記事 ・セルダル・オズカン ・フェリット・エドギュ
IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録
IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録 建築に関する情報に特化したイスタンブール・アート・ニュースの付録。 月刊誌 全32ページ 値段 付録のため無料 紹介するのは2015年4月号 表紙 トルコのセラミックタイル会社カレボドゥル社が2013年より「カレボドゥルと建築家たちの語らい」と題して続く会議で、世界的に有名な建築家、デイヴィッド・チッパーフィールド(写真)が登壇。 2ページ エディルネにあるトルコで2番目に大きなシナゴーグ、カル・カドシュ・アガドル・シナゴーグ 6ページ 「現代的な外観」 2015年初めにオープンしたシシリ市役所別館(写真上)は、そのモダンなファサードがに人々を惹きつけている。 7ページ 「2015年のもっともすぐれた内装プロジェクト…」 デザインの世界で最も由緒ある賞の一つであるiFデザイン・アワードは今年、初の試みとして内装デザインを評価の対象に入れた。 「オスマン政府のギリシャ人建築家が集う展覧会」 イスタンブールには、名もなきギリシャ人建築家たちが作った建物が現在も多く残っている。この展覧会はそのような、イスタンブールの様相を変えたともいえるギリシャ人建築家に焦点をあてたものだ。 19ページ 「偉大なシナンを現代の技術で語る展覧会」 上級改修建築家のセネム・アクチャイ氏とキュレーターのディーデム・ギュルザプが、彼らがデザインを手がけた建築家シナン(トルコで最も有名な建築家)ミュージアムの最初の一歩として考えられている、(2015年)4月9日にトプハーネ・イ・アーミレで始まる展覧会「建築家シナンとモノづくりの天才の傑作たち」について語った。 20ページ 「昔と今をデザインでつなげる」 トルコのみならず国際的にも評価されている建築家、ゼィネプ・ファドゥッルオール(写真)は、現代的なデザインの中に、オスマン帝国期、あるいはセルチューク朝の要素を取り入れている。 https://www.facebook.com/IstanbulArtNews 関連記事 ・IAN クロニクル イスタンブール・アート・ニュース付録