『イスタンブール日本人学校』
『イスタンブール日本人学校』
イスタンブール日本人学校初代校長として、異文化の中の学校づくりをゼロから始めた著者の奮戦記。トルコでの様々なエピソードを通して、日本人学校の理念や教育方針を読みとることができる。(「MARC」データベースより)
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セルダル・オズカン Serdar Ozkan (1975年8月‐)イスタンブール出身。大学で渡米、経営学や心理学を学んだ後、2002年より執筆に専念。 彼のデビュー作であり代表作となった「The Missing Rose(失われた薔薇)」は44か国語に翻訳され65か国以上で出版、多くの国でベストセラーとなった。 オズカンの代表作「失われた薔薇」詳しくはこちら Serkan Ozkanホームページ 関連記事 ・アズィス・ネスィン ・サイト・ファーイク・アバズヤヌク
ブログ記事紹介 うさぎメモ@多言語に夢中 インターネット上で数多くの方々がトルコ関連の記事を日本語で掲載している。ブログ全体がトルコをテーマにしている方も少なくない。その中から面白い記事を探してみた。 うさぎメモ@多言語に夢中 トルコをテーマにした記事 http://kiriusa.at.webry.info/theme/4e63dd93ca.html 「外国語の学習記録を中心に、忘れないうちに何でもかんでも書き留めておくためのブログ」 アラビア語がメインのブログのようだが、紹介したのはトルコをテーマにした記事一覧になる。
サーイト・ファーイク・アバスヤヌク Sait Faik Abasıyanık (1906年11月‐1954年5月11日)トルコの短編作家、詩人。 1940年代に活躍したトルコの現代文学の先駆者とされる。自らが見た労働者や子ども、職に就けない人々や貧民を主な題材とし、現実主義的な人間性あふれる作品を数多く世に出した。 日本語で読めるファーイクの著作としては、『イスタンブール短編集』がある。 『イスタンブール短編集』詳しくはこちら 関連記事 ・オスマン・ネジュミ・ギュルメン ・トゥルグット・オザクマン
オルハン・パムクを読むキーポイント by 岩永星路 & 岩永和子 オルハン・パムクの小説にはいくつかの共通する特徴があると考え、まとめてみたものをご紹介します。ご意見ご感想をお待ちします。 1.東西という基軸 2.こだわりとあきらめ 3.古いイスタンブールと古さびたイスタンブール 4.変わるもの変わらないもの 5.自分が決めると信じている人生と予め決まった人生 1.東西という基軸 (Doğu Batı) 「東」とは 西洋教育を受けながら、歴史的に「西」と対立してきた地に生きる者の目に映る「東」。 著者だけでなく、この地を舞台とする小説の主人公たちもまた、「西」を意識している。西洋の卓越性を認め、惨めな気持ちに苛まされる。西洋で生きた経験はなく、「西」への好奇心が最も重要な関わりである。 「西」とは 「東」の人間が見る、見ることができる「西」。新しさと進歩を意味し、「東」とは異なり「西」の人間は何かに異議を唱え、それを変えることができる。「東」の人間は異議を唱えるだけで新しいことを成し遂げたと勘違いし、自分が進歩的人間であると思う。例えば、『ジェヴデト氏と息子たち』に登場する兵士は商人の兄を軽蔑するが、その実、兄の援助なしには生きられない。 2.こだわりとあきらめ (Takıntı Boşvermişlik) -こだわり 小説の主人公は、自分の周囲のありとあらゆるものを細心の注意を払って観察し、気づく。そして気づいたことは決して忘れず、その発見を別の場所で別のことと結び付けて考える。この観察力は多くの場合、執着の相を呈するまでになる。 -あきらめ 主人公には意識的なあきらめが見られる。「こうなることはわかっていたんだ。流れにはさからえないさ。」という考え方がそこここに表れている。主人公が常に行動しているように見えるのは、世界もしくは自分の未来が変えられると信じているからではなく、こだわりから逃れられず、そのこだわりが自分にとってごく自然な愛すべきものであり、刺激的であることと関連している。 -現代人の救いのなさ (Çağdaş insanın çaresizliği) 「こだわりとあきらめ」という基軸は、現代人の救いのなさを表したテーマである。教育を受けた人間の運命主義ともいえる。テレビや新聞などから世界情勢に通じた都市の教養人は、現行の世界システムを変えることはできないことを知りながら生きているのだ。 3.古いイスタンブールと古さびたイスタンブール (Eski İstanbul Eskimiş İstanbul) 「パムクのイスタンブール」は、大都市イスタンブールのたった3つの地区だけが焦点となっている。それは①歴史地区(旧市街)、②ガラタ地区(新市街)、③ボスフォラス海峡沿いを指す。歴史小説は①と②、自伝的著作は②と③が舞台となっている。その他の場所はあまりにも無視されているため、例えば『赤い髪の女』では、この3つの地区以外の場所は終始主人公が理解しようと努力する外国のように扱われている。 ①は「昔」と「東」を映し、②は新しかったがもはや古さびてしまったイスタンブールの「西」の顔を表す。そして③は「西」に憧れる「東」の人間の住む場所である。パムクはイスタンブールの路地を、そこに立つ家々を、さらにはその中にある家具を描写する。これらはかつて人が作り古くなったものである。草木、花、鳥など、再生を繰り返す自然界が描かれないため、すべてがもともと古いか、または時を経て古さびたものになる。そのため、もの悲しさが感じられる。(hüzün) 4.変わるもの変わらないもの (Değişme Değişmeme) 主人公の生活において多くの詳細が描かれるため、読者は常に新しい事件が起きていると思いながら読み進むが、ある時点で実は何一つ変わっていないことに気づく。これは一人の人間の生涯に関してのみならず、世代についてもそうである。『ジェヴデト氏と息子たち』では、トルコ共和国建国後に生まれた第三世代が、成長してなおオスマン帝国時代を、祖父の代の論点で議論している。また『雪』では、様々な政治や宗教の信条を支持し、それぞれ全く異なった目的意識を持っているかに見える人々が、テレビで大人気のブラジルの連続ドラマが始まるや、同じ画面の前に集まる光景が描かれている。 5.自分が決めると信じている人生と予め決まった人生 (Kendi Hayatın Sandığın Hayat – Sana yazılan (biçilen) Hayat) 自分の周囲を自覚的に観察し、すべてに気づく主人公たちは、小さな決断により自分の人生を自分で切り開いていると感じる。しかしうまくはいかない。結局は違った人生を生きることになる。何が違っているのか。自らが考え、わが人生と思った人生と違う。だがそもそも、自分の置かれた状況や与えられた条件を見れば、こうなるのは必至だった。これは運命のようなものだ。自分たちの人生は元から決まっていたのだ。彼らは必死に努力するが、結局はこの運命を見つけるに至るのである。 主人公は夢見た人生が実現しなくとも、与えられた道を進みながら幸せになれる。何はともあれ、やらなければいけないと考えたことをやっているのだから。
ムラト・ボズ Murat Boz (1980年3月7日‐) 2004年、ニル・カライブラーヒムギルのによる「ブロンズラシュマク(日焼けする)」でセンセーショナルなデビューを飾って以降人気上昇中。 人気曲には自らMVで演じてもいる映画「Hadi Insallah」主題歌「Elmanin Yarisi(リンゴの半分)」など 関連記事 ・ムスタファ・サンダル ・ギュルシェン
Selen Gülün コンサート予定 Love Turkeyブランドアンバサダーでトルコ人ジャズピアニストのセレン・グルン 2017年に生活基盤を日本に変え、東京で音楽活動を続けている。 トルコでジャズと言えば一人者のセレンの音楽を是非お聞きになってみてください。 3rd Anniversary Concert! – Selen Gülün Trio at Electrik Jinja – 6/16 (Sat) Selen Gülün Trio is back at Electrik Jinja to celebrate the 3rd Anniversary of Selen’s first concert in Japan that took place right here in June 2015. Selen率いるSelen Gülünトリオが、Selenが2015年に日本で初めてコンサートを行った場所・Electrik神社に3年ぶりに戻ってきます! −Selen Gülün Trio− Selen Gülün (Electric Piano,…