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『私の名は赤』 Benim Adım Kırmızı【新訳版】 (上、下)2012年 ハヤカワ書房 オルハン・パムク(著) 宮下遼(翻訳) ここでは上巻を紹介する。 著者についてはこちら <あらすじ(裏表紙より)> 「1591年冬、オスマン帝国の首都イスタンブールで、細密画師が殺された。その死をもたらしたのは、帝国の命により秘密裏に制作されている装飾写本なのか……?同じころ、カラは12年ぶりにイスタンブールに帰ってきた。彼は例の装飾写本の作業を監督する叔父の手助けをするうちに、寡婦である美貌の従妹ジェキュレへの恋心を募らせていく…。東西の文明が交差する大都市を舞台にくりひろげられる、ノーベル文学賞作家の代表作」 購入はアマゾンから (順に、上、下巻) 関連記事 ・新しい人生 ・白い城

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『イスタンブール短編集』サーイト・ファーイク・アバスヤヌック
『イスタンブール短編集』 1997年 智文社 サーイト・ファーイク・アバスヤヌック 小山皓一郎(編・訳) 内容(「MARC」データベースより) わが街よ、海よ、カモメよ、おろかで哀しく愛しき人びとよ…。1930~40年代の黄昏のイスタンブールを舞台に人生の哀歓・人情の機微を絶妙の筆で描く28編。 ご購入はアマゾンより 作者についてはこちら 関連記事 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺 ・失われた薔薇

突厥文字
突厥文字 突厥は6世紀に中央ユーラシアに存在したテュルク系遊牧国家。 突厥(とっけつ、とっくつ)のことをトルコ語でGöktürk(ギョクテュルク)という。 トルコ人を意味する「Türk」という名の付く世界史に登場する初めての国家だ。「天(Gök)に授かったトルコ人(türk)の国家」を意味する。 トルコの学校では突厥や、同じく中央アジア国家である匈奴の人々を、現代トルコ人の先祖として教えており、トルコ人は、テオマンやビルゲカーンのような古代の王様の活躍を誇りに思っている。 Love Turkeyのロゴになっている突厥文字(とっけつもじ)は突厥によって古テュルク語の表記に5世紀から用いられたアルファベットである。代表的なものとしてオルホン碑文に書かれたものがあるため、オルホン文字とも呼ばれる。時代と共に変わっていった突厥文字は、現代のアルファベットのようにはっきり決まった正式な形や読み方を持たず、地域ごとにも違いがある。今日突厥文字として紹介されるのは、遺跡発掘で見つかった多種多様な突厥文字の中で一番普及したと考えられているものである。現代トルコ語の母音調和がすでに確立していた事実をうかがわせる 興味深い文字である。 「古テュルク文字(古典時代)」 以下38字+単語区切り点1文字で構成されている 引用元Wikipedia 右の画像は、オルホン碑に書かれたいくつかの単語を紹介するものだ。 右から左へと読む。 1400年以上前の言葉にもかかわらず、リストに並んでいる単語の半分以上は、現代トルコ語でも引き継がれている。もちろん、現代トルコではトルコ革命以後導入されたラテン文字を使ってはいるものの、最近になってまだ突厥文字への関心が非常に高まっている。トルコ語を再び突厥文字で書こうとする試みもあり、突厥文字表記の雑誌まで出版されている。 日本では最近まで研究家以外であまり突厥文字に触れる機会がなかった。 2016年からユヌスエムレ・トルコ文化センターの古代トルコ語講座を開始し、突厥の歴史や文字について教えている。 日常で楽しむ突厥文字! 2017年12月にLove Turkeyのオンラインショップの開設を記念して、突厥文字グッズコレクションを用意した。ご興味あればぜひ。

バヤンヤヌ トルコの風刺かわら版
バヤンヤヌ トルコの風刺かわら版 バヤン・ヤヌはトルコ語で‴女性の隣‴を意味をする言葉。 元々は長距離バスなどのチケット売り場で使っていた表現。 知らない男性の隣での長い旅を辛く感じる女性に、バヤン・ヤヌ(他の女性客の隣の席)を挙げるのはバス会社のセールストークの一つであった。 この雑誌はバス会社と何の関係もないものの、中身を見ると女性の漫画家やエッセイストばかり。 女性の目線で見たトルコが楽しめる。 月刊誌 全32ページ 値段 6リラ (約240円)2015年9月現在 紹介したいのは2015年9月号 3ページ 左上の緑のごみ箱に四つの穴がある:金属類、紙類、プラスチック類、女 (イスタンブールで殺害された女性の死体の一部がごみ箱から見つかって、殺人が男性の友人だったことが判明した。このニュースを受けての風刺) 表紙 シーリアからの難民がトルコ経由でヨーロッパに流れ、地中海のリゾート地海岸などで命を落とした難民も多かった。雑誌の表紙はこの問題をテーマにしている。 男の子:(アラビア語の文字で)助けて!(トルコ人が分かるよう右下に訳が書かれてある) 女性:なんてひどいこと。どこもアラブ人だらけ! 男性:9月の海は静かだと言ってたのに。 12-13ページ こちらに小さなストーリーが描かれている。 一年ぶりに別荘に戻るイペックが、家の中で自分の写真を見つめているハリルに会う。ペンキ屋だが、この写真がお気に入りで、時々入って観賞するとのこと。 自分より自分の写真に恋を感じる彼はイペックが今まであったことのないタイプの男で、。。。 裏表紙 ご近所同士の楽しい会話がテーマになっている。 太り気味な体系が現実的で可愛い。 右に宣伝されているのは女性漫画家フェイハン・ギュヴェルの新作Elalem ne der? (世間に知らされたらどうなる)

末冨敦子先生より「 ことだま・イスタンブル」ビデオメッセージ
トルコで箏の魅力を紹介している末冨敦子先生より 「 ことだま・イスタンブル」メッセージ。 『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作 2015年 アルケオロジー・ヴェ・サナト出版 日本からトルコを、トルコから日本を見つめ、2か国、2言語で出版された文芸作品。 2015年に出版された『はじまり』は、日本とトルコ、また両国につながりを持つ芸術家、作家、学者、研究者による共著。各執筆者がそれぞれの立場から見た日本・トルコ両国のつながりや、文化・文芸、歴史などについて綴る。これまで注目されることのなかった二国の文芸的側面に光を当てた珠玉の一冊。 本の詳細やサンプルページはこちら↓