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セゼン・アクス Sezen Aksu
セゼン・アクス Sezen Aksu (1954年7月13日 – )は、トルコのシンガーソングライター・音楽プロデューサー。 1975年にデビュー。これまでに4,000万枚以上のアルバムを売り上げているトルコ音楽の大御所的存在であり、「トルコPOPの女帝」と呼ばれる。国民的歌手であり、その人気はいまでも健在だ。 関連記事 ・バルシュ・マンチョ ・ハンデ・イェネル

ベンギュ Bengu
ベンギュ Bengu (1979年4月23日-)イズミル出身。トルコのPOPシンガー。 幼いころから音楽を学び、ミュージカル版「オリバー・ツイスト」で主役を演じるなどしていた。1998年、TVの歌手コンテストで2位。その後イスタンブールの音楽院でさらに音楽を学び、2007年には別のTVコンテストで見事優勝。2000年デビュー。2007年に発表したアルバム「Taktik(戦略)」中にある「Korkma Kalbim (心よ、怖がらないで)」は、MU-YAP音楽賞においてデジタル音楽賞を受賞、同アルバムは年間売上国内最高を記録した。 ベンギュ「Korkma Kalbim」 関連記事 ・ギュルシェン ・ハーディセ

『口で鳥をつかまえる男 -アズィス・ネスィン短編集-』
『口で鳥をつかまえる男 -アズィス・ネスィン短編集-』 藤原書房 2013年 アズィス・ネスィン(著) 護雅夫(翻訳) 著者についてはこちら <内容(本書解説より)> 「二〇一一年六月、近づく総選挙でトルコの政治は連日過熱気味。そんななか、与論調査で与党公正発展党の支持率が五〇%近いのをみたある著名な劇作家が、「アズィス・ネスィンの基準によれば公正発展党への支持率は六〇%にいくはずだ」と発言し、物議を醸した。これが、「トルコ人の六〇%はバカだ」というアズィス・ネスィンの言葉を受けたものであることは、トルコの人ならば誰でもすぐにわかる。「アズィス・ネスィン的な」という表現はトルコでは色々な場面に使われる。無神論者という彼の宗教的立場を思い出し、非難の言葉にもなるだろう。しかし、多くの場合は「アズィス・ネスィン的」とは、愚かな人々が巻き起こす、悲喜劇的な物事の展開をさしている。地中海性のトルコの人々は、明るくポズィティブだが、その一方でとても自嘲的だ。愚かで呆れた出来事には「これだから、ここはトルコ!」の一言。トルコではよく聞く言葉だ。 アズィス・ネスィンの描いたトルコは、こうした自嘲を常とするトルコの人々にとって、まさに苦笑いして眺める自画像だったのだろう。アズィス・ネスィンはトルコを愛し、憂い、からかい、そして自分自身が「愚かな」トルコ人の一人であることを示し続けた。自身を六〇%の中に見ていたからこそ、人々の共感を得ていたといえよう。この勇気ある作家は今でも、多くの人々の記憶の中で生きている。」 (解説 林佳世子) ご購入はアマゾンから 関連記事 ・最後の授業 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺

トプカプ博物館の東洋陶磁コレクション
イスタンブルのトプカプ宮殿博物館には沢山の日本・中国の陶磁器が保管されている。博物館内の東洋陶磁器部門元責任者セルカン・ゲデュクさんに数多い骨董品の中でも貴重の作品を選んで頂き、その特徴を説明して頂いた。 陶器に象眼を施し、あるいは宝石を埋め込むといった工程は、オスマン宮廷直属の芸術家・職人集団であるエフリ・ヒレフ(Ehl-i Hiref)の宝石細工師や彫刻師によって担われた。16世紀後半以降は、中国由来の陶器に宝石をつけるという工程それ自体が、一つの芸術として成立した。 皇帝は、金や銀でできた器を多く所持していたにも関わらず、食事には陶器を採用した。シンプルで見栄えのしない陶器でさえ、宮廷の趣味に合わせて宝石で装飾が施されたのち登用された。陶器は時を経ても価値は落ちず、たとえ壊れたとしても宮廷の宝石細工師によって修理され、再び利用されるものとしてオスマン帝国時代常に使われた。 中国において今日までに発見された最古の青白陶器は、1351年もので、寺院で使用された花瓶2点である。元王朝期には約200点の陶器が作られていたと推測されており、このうち40点がトプカプ宮殿博物館に所蔵されている。 トプカプ宮殿における中国陶器コレクションの中には、祈りの言葉やコーランの引用が施されているものがある。これらは時に上薬の下に、時には上に描かれていた。いくつかの作品では、祈りの言葉やコーランの引用は完全に解読することはでいない。これは一つには、アラビア語話者でない中国の職人によって作られたことが原因と考えられている。さらに、陶器に魔除けのためになされたデザインであったり数字の配列の意味が秘密にされてきたことから、解読はさらに困難となった。 この類の器はオスマントルコ時代に王族が病気が治る又は病を避けるように使われていた。 ザムザム(メッカの聖水)用瓶・ザムザム用水がめという名前で呼ばれた特別な陶器は、中東の商人のために18-19世紀にかけ中国で製作された。これらの陶器は中国からインドを通りメッカに送られた。メッカにおいて売られたこれらの陶器には、巡礼者によって水がいれられ、各人の故郷に持ち込まれた。エヴリヤ・チェレビ旅行記はこれについて「巡礼者は、聖水を入れた水差しを、すべてのイスラム諸国に縁起の良い土産物として持っていった。これによって、数えきれないほど多くの水差しが町々にもたらされた。」 ザムザム用瓶は、おもに500ml-1Lの水を運ぶことができる。膨らんだ胴体に長い首、外にひらいた口部が特徴である。イスラムにおける偶像崇拝の禁止により、瓶に施された装飾は、上薬の下からコバルトブルーで描かれた水辺の木や花、家、小舟、川、山や丘といった自然の描写であった。陶器の上にはこのほかに、作者の印がみられた。 オスマン宮廷では、蓋つきの陶瓶は花や果物やスパイスを用いて作られ、夏から冬にかけて飲まれるシェルベット(水、佐藤、薔薇水などで作る甘い飲み物)のために使われた。 宮廷内の工房で作られた金や銀、光沢のある銀、トンバック(装飾用黄銅)や真鍮の石座は、16-17世紀には陶器の壊れた部分を直し、または用途を変えるため、18世紀以降は装飾のために作られた。口部、首部、注ぎ口など壊れやすい部分は、宝石や装飾用の金属を用いて修理され再利用された。器や瓶、花瓶などはその用途を変え、オスマン帝国の趣味や使途に合わせたフレグランスディフューザー、洗面器、トルコ風水差しや菓子置き、シェルベット瓶や水筒といったものに変化していった。さまざまな目的で付け加えられた金属は、今日私たちが陶器の使途やその時代の装飾的特徴を理解するのを助けてくれ、またトゥーラや印の保存の意味でも重要な役割をはたしている。 セルカン・ゲデュク Serkan Gedük陶芸研究家イスタンブール大学文学部有形文化財保護修繕学士兼芸術史学士(2005年)ミマール・スィナン美術大学社会学研究所陶芸・ガラスデザイン芸術分野修士(2014年) 2005年文化官公庁トプカプ宮殿博物館局にてコンサベーター・キュレーターに就任2006年から2019年にかけ、トプカプ宮殿博物館にて日中陶磁器部門責任者(主任キュレーター)として働いた。2019年コジャエリ考古民族学博物館館長に就任。ウラルトゥ(トゥシュバ)・ヴァン、エネズ(アイノス)・エディルネ、サムスン(アミソス)等数多くの発掘や水中考古学調査において文化官公庁を代表するとともに発掘調査員としても働いた。磁器の文化と歴史、陶磁器の補修・保全、水中考古学、博物館のマーチャンダイジングおよびリスクマネジメントの面で活躍している。 セルカン・ゲデュクは2019年に東京および京都において開催された「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」にてトルコから派遣された専門家の1人であった。2か月余りの日本での滞在期間中、伝統的な陶磁器の産地を訪問。日本で唯一のトルコ人陶芸家ジェンギズ・ディクドウムシュのアトリエにも訪れ、日本における現代陶芸制作について知見を深めた。[email protected] Serkan GedükPorselen Uzmanı İstanbul Üniversitesi, Edebiyat Fakültesi Taşınabilir Kültür Varlıklarını Koruma ve Onarım ve Sanat Tarihi bölümlerinde çift lisans 2005Mimar Sinan Güzel Sanatlar Üniversitesi Sosyal Bilimler Enstitüsü Seramik ve Cam Tasarımı Anasanat Dalı yüksek lisans 2014 . 2005 yılında Kültür ve…

メスト・エジル自伝
メスト・エジル自伝 ドイツサッカー代表チームの鉄板メンバー、トルコ人選手メスト・エジルの自伝が日本語でも読めるようになった。 メスト・エジル(Mesut Özil, 1988年10月15日 – )は、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ゲルゼンキルヒェン出身のサッカー選手。ドイツ代表である。アーセナルFC所属。ポジションはMF。主にオフェンシブミッドフィルダーとしてプレーしている。トルコ系移民の3世で、両親はともに黒海沿岸のゾングルダク県にルーツを持つ。オジル、エツィルなどとも表記される。 ご購入はアマゾンジャパンから Wikipediaでみるメスト・エジル

関口義人(せきぐち・よしと)
関口義人(せきぐち・よしと) 音楽評論家 商社勤務で東欧各地に駐在。退社し帰国後、音楽評論および1998年からジプシーの取材・執筆活動を展開。桜美林大学講師。主な著書に『オリエンタル・ジプシー』(青土社)、『ジプシーを訪ねて』(岩波書店)、『ヒップホップ! 黒い断層と21世紀』(青弓社)、『ベリーダンス 伝統と革新のあいだで』(彩流社)ほか 筆者関口義人さんの全ての本をみたい!