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イブラヒムおじさんとコーランの花たち
イブラヒムおじさんとコーランの花たち 印象に残る一作。パリ郊外で色々な民族の人々が暮らす貧困な地区。 ここで始まる少年モモと万屋のイブラヒムの人間ドラマは二人を長い旅に導く。 トルコ人ではないのにトルコ人役のオマル・シャリフはトルコでのシーンでトルコ語で頑張っているところが可愛いく映る。 あらすじ 1960年代のパリ。13歳のユダヤ人の少年モモ(ピエール・ブーランジェ)の父(ジルベール・メルキ)が突然家出する。一人ぼっちの彼を助けたのは、トルコ移民のイブラヒム(オマー・シャリフ)だった。 オマル・シャリーフ Wikipedia

芸術家 エキン・ス・コチュ Ekin Su Koç
1986年イスタンブール生まれ。2010年ミーマルシナン大学絵画科を卒業。2013年に個展「家族の形見」を開く移民してトルコに来た人たちの家族アルバムから取ってきた写真や彼らの古着と、自分自身も移民である祖母が編んだレースを、キャンバス上で組み合わせて作品を作成。家族の絆が弱まっていると言われる今日もなお、トルコ人がどれほど伝統に囚われているかを、 また自由が制限されることが安らぎを与えるという矛盾した構造を、我々に問いかけた。この個展で自分が集めた材料を作品に採り入れたこと、そしてトルコ人の個人的・社会的行動モデルに関心を持ったことから、ドイツ人芸術家アンゼルム・キーファーについて研究するようになった。キーファーもまた自国ドイツの過去と向き合おうとし、多くの材料をキャンバス上で合成する手法をとっている。 2015年にウシュク大学社会科学研究所でキーファーに関する論文を提出し、修士号を取得した。2014年、ドイツニュールンベルグのタイニーグリフォンギャラリーで現代社会における自然と人間の関係をテーマとした個展「自然の逆襲」を開く。2016年には3度目の個展「アンチボディー」をミュンヘンのマックスモニュメントギャラリーで開催。 「人間が自然に介入した結果身体に起こる変化を、医学用語を用いつつ遊び心もある視点で表現を試みました。本来「アンチボディー」は医学用語で抗体のことを言い、予防接種、ウイルスや病気に対して、体内で自然に作られる自己防衛メカニズムを指します。しかし今日では、自然でないものにあまりにも支配されているために、身体の本来あるべき状態を壊して、防衛本能がかえって自分の体を蝕むということが起こりうるのです。」 2016から2017年にかけてデンマークで暮らした。北欧文化と洗練されたデザイン感覚に触れたことが、彼女の作品に影響を与えた。トルコ国内の政治的にも社会的にも重苦しい空気から、完全にとはいえないまでも遠ざかることができ、デンマークの自然や穏やかな雰囲気にインスピレーションを与えられ、白をベースに空間の多い幾何学的に構成されたコラージュ作品を生み出した。 紙の上に作られるコラージュは、国々を移動するときにも持ち運びが容易だった。多くの国々を訪れながら、作品は構成だけでなく概念的にも変化し、自分がどの文化圏に属しているのかを自問するに至った。個人主義が基本のヨーロッパ社会における孤独、また、東から西洋に移住して来た自分がどちらの社会に属するかという問題意識が、次第に作品の中心テーマになっていく。 移住、そしてマルチアイデンティティーを持つ状況を、多くの場合、女性の姿に人種と社会階級の象徴となりうるアイテムを加えて表現することを試みた。例えば、色とりどりの髪の毛を組み合わせたり、着衣に異なる民族文化をルーツとする模様の生地を貼り付けたり、異なる肌の色や身体の部分を組み合わせながら、コントラストを生み出した。 これらの作品はいろいろな国で展示される機会を得た。2017年からはロンドンのキューブギャラリーで作品が公開されている。最近では、イスタンブールのギャラリー、アンナローデルコンテンポラリーで、「Happy at Nowhere」(どこにも属さないという幸福)と題して4度目の個展を開いた。同時に、コペンハーデンでクリストファーエゲルンドギャラリーとの契約が始まった。さらには国際アートフェア、アーティスト招聘プログラム、美術館やギャラリーで共同展にも参加している。 「2019年に入ってからは、完全にベルリンに腰を下ろしたと言えます。制作をベルリンのアトリエで行っています。 違いが非常に尊重され、文化を素晴らしく豊かにしているこの町で、私の作品がまた新たな形態をとり、そして概念の豊かさが加わり多様化すると信じています。今頭にに浮かんでいるベルリンをテーマにしたプロジェクトを一日も早く実現させたい気持ちでいっぱいです。」 「学生時代から日本の美意識に興味があり、版画手法について調べていました。浮世絵と木版画を習作しました。この頃は、花を作品に採り入れる方法、繊細な表現、感情的アプローチに大きな影響を受けています。具体的には黒澤明監督の映画などがあげられます。北野武監督の映画「アキレスと亀」に見られる皮肉のこもったアプローチは、私が芸術とアート市場に関するプロとしての見解を確立するにあたって大きく影響をしたものです。ビジュアルの豊かさと想像力の視点からは、宮崎駿監督の全作品からも多大なインスピレーションを受けました。」 https://www.ekinsukoc.com/ 1986 İstanbul doğumlu Ekin Su Koç 2010 yılına Mîmar Sinan Üniversitesi Resim Bölümünden mezun oldu. 2013’te Aile Yadigârı adlı kişisel sergisini açtı.Türkiyedeki göçmen ailelerin evlerinden çıkan aile fotoğraflarını, eski kıyafetleri ve kendisi de göçmen olan anneannesinin ördüğü dantelleri resimleriyle birleştirdi. Aile…

ブログ紹介 本作り空 Sola
ブログ紹介 本作り空 Sola 出版物の企画・編集・制作の事業をしている 株式会社本作り空 SolaのHP&ブログを紹介します。 Solaはとくに子どもの本、それに関連したおとな向けの本を得意分野にしているそうで、トルコの児童文学についても興味深い記事がたくさんあります。

ジャズピアニスト セレン・ギュリュン プロフィール
SELEN GÜLÜN (セレン・ギュリュン) 作曲家、ピアニスト、歌手、編曲者。LOVE TURKEYブランド・アンバサダー イスタンブール大学国立コンサーバトリーや、米国のバーリクー大学等、数多の音楽大学で教育を受ける。様々な現代音楽のスタイルでの作曲やパフォーマンスが特徴で、その積極的な活動は、Charles Mingus Composition Award, やthe British Council Visiting Arts、Creative Collaboration in Music等、これまでに数多くの賞を受賞してきた。セレンが作曲した音楽は、母国トルコのみならず、英国、ドイツ、デンマーク等をはじめとした各ヨーロッパ諸国の他、アメリカ、ブラジル、ロシア等でも演奏されている。 これまでに5枚のCDアルバム、Just About Jazz Live (recjazz, 2006), Selen Gülün Trio Sürprizler (recjazz, 2006), Selen Gülün by Selen Gülün (re:konstruKt, 2009), Answers (pozitif, 2010), and Başka (linrecords, 2013)を発表しており、まもなくリリース予定の6枚目のアルバムthe Women’s Matineeは、セレンのライブコンサートを収録したものである。Answers reached #6 and Başka reached #4 in the Jazz Tokyo…

今月のトルコの風刺漫画 2018年10月 エルディル・ヤシャロール
今月のトルコの風刺漫画 2018年10月 エルディル・ヤシャロール エルディル・ヤシャロール 風刺漫画家 プロフィール

レマン トルコの風刺かわら版
レマン Leman トルコの風刺かわら版 左よりの週刊誌であるこのかわら版は、もともとリモン(Limon トルコ語でレモンを意味する)という名前であったが、政府を批判する内容を含むために幾度も廃紙を余儀なくされ、そのたびに名前を少しずつ変え今に至っている。 週刊誌 全16ページ 値段 3.5リラ(約140円)2015年9月現在 紹介したいのは2015年9月30日号 表紙 点呼を取る先生が一人ずつ生徒の名前を呼ぶ。生徒たちは“Burdaここです!”と答える。最後のエリフちゃんは天国の雲の上から”ここです“という。テロ事件で亡くなった女の子エリフちゃんのことを語る1枚。 2ページ 文学好きで心の優しい男性を主人公にしたシリーズ。 2ページ 怠惰な独身男シリーズ。”動きたくない!”をモットーに生きる男ベズギン・ベキルの冒険フル人生。 3ページ (下中央)「休みにはどこかに行かれたんですか?」「行ったには行ったんですが、時間がなくて車を降りずに帰ってきました。往復に9日間かかったんですよ。あなた方は?」「私たちはどこにも行けませんでした。車で9日間ボスボラス橋の渋滞にひっかかっていたんです。」←お休みの移動やUターンラッシュは日本にも共通するものがありますね。 4,5ページ 6,7ページ 8,9ページ 10ページ左上 肉屋での主婦と店主の会話 主婦「誕生日パーティーの予約がしたいんですけど」 店主「ここは肉屋ですよ奥さん?」 主婦「息子がここがいいって言うんですもの、いいじゃないの!何人分の席を用意してくださるのかしら?」 店主「近頃のパーティーだの誕生日会だの、まったくわからん!どうしちまったんだみんな。いいだろう、祝ってやろうじゃないか。金は要らねえよ。店先に2つばかりテーブル出せばいいんだろう?」 主婦「ケーキは誰が担当されるの?」 店主「はあぁ??!!」 ←トルコでは誕生日を大々的に祝うという習慣がもともとなかったが、近年西洋の影響をうけ、パーティーブームが起こっていることを受けて描かれたもの。 13ページ (中央) ワニ夫婦の会話 「今日外食しようかダーリン?」「いいわね」 (陸のサルを捕えて)「瞬殺だぜ!」「(外食っていうからもっとおしゃれなところを期待してたのに)乱暴な人と結婚したもんだわ!」 14,15ページ 16ページ 関連記事 ・ペングエン トルコの風刺かわら版 ・ウイクスズ トルコの風刺かわら版