
世界三大料理に数えられるトルコ料理。なかでも、13世紀~20世紀初頭まで存在したオスマン・トルコで、時の皇帝のために作られた宮廷料理が味わえるのが、麻布十番の「ブルガズ アダ」だ。
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映画監督 フェルザン・オズペテク Ferzan Ozpetek
映画監督フェルザン・オズペテク Ferzan Özpetek トルコ人監督、脚本家、作家 (1959年2月3日-)イスタンブール出身。1976年、映画史を学ぶためローマのサピエンツァ大学に留学。美術史や衣装デザインをナウォーナ・アカデミーで学び、監督の教育をシルヴィオ・ダミーコ国立舞台芸術学院で受けた。その後、マッシモ・トロイージ、マウリツィオ・ポンツィなど名だたるイタリア人監督のもとで助監督などを務めた。 監督としては1997年、イタリア、スペイン、トルコの合作で制作された『ハマム』でデビュー。同作はカンヌ・国際映画祭にも出展され、20か国で放映された。以後、現在に至るまでイタリアを拠点に数多くの映画作品を発表。 自身がゲイであることから、同性愛をテーマにした作品も多い。 <主な作品> 1997年 『Hamam』 1999年 『Harem Suare』 2003年 『Facing Windows』 2007年 『Saturn in Opposition』ナストロ・ダルジェント最優秀脚本賞、助演女優賞、最優秀女優賞、音楽賞受賞 2001年 『Cahil Periler』 この作品について詳しくはこちら 関連記事 ・デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン ・ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン

作家 フェリット・エドギュ Ferit Edgu
フェリット・エドギュ Ferit Edgü (1936年2月24日‐)トルコの短編小説家、詩人、小説家。 トルコ芸術学院絵画科で芸術を学んだ後、パリに留学。帰国後、自身の出版社を設立し、国内外の多くの作品を出版した。彼は様々なジャンルの著作を多数の言語に翻訳して出版したことでも知られている。 日本語で出版されているエドギュの作品としては『最後の授業(Hakkari’de Bir Mevsim)』がある。 フェリット・エドギュ 『最後の授業』はこちら 関連記事 ・トゥルグット・オザクマン ・ラティフェ・テキン

「トルコの街角から」釣り人が教えてくれたイスタンブルの楽しみ方 写真家 星野安杏
釣り人が教えてくれたイスタンブルの楽しみ方 イスタンブルでは初雪も降り、冬本番だそうです。冬のイスタンブルというと私は思い出す光景があります。ガラタ橋で釣りをするおじさん達です。「雨にも負けず、風にも負けず」と言いますが、まさに寒い夜に火を焚いてまで釣りをするおじちゃん達の光景に純粋に「なぜ?」と強く思ったのです。 そこで、当時一緒の寮だった友人と一緒にカラキョイに行って一式60TL(当時のレートで3000円程)の安い釣竿を買い、めでたくイスタンブルで釣りデビューすることになりました。親しみやすそうなおじちゃん達に声をかけて、仲間に入れてもらいます。安い釣竿なので全く釣れません。それでも、笑いながらもエサのつけ方から自分の釣りのテクニックまで教えてくれます。時にはラクやエフェスを片手に、缶詰の煮物やチーズをつまみながらトルコの文化や政治、人生相談まで色々なことを話しました。 今思い返せば、おじちゃん達も私も「釣り」という行為よりも、一緒に過ごす「時間」を楽しんでいたのでしょう。魚が釣れるかどうかはあまり問題ではないのです。目の前に広がる海を見ながら、その時間を楽しむことが釣りの醍醐味なのです。私はおじちゃんたちの仲間に入れてもらいましたが、釣りには色々な人が来ています。親子や兄弟、学生やオフィスカジュアルのような格好の人まで。色々なバックグラウンドの人と話せるのも釣りの楽しみの一つです。 釣りを楽しむのはガラタ橋だけではありません。アジア側のウスキュダルでヨルダン人の友人と釣りをした時には、通りがかりの人が釣りを教えてくれました。ベシクタシュも海に近いので釣りを楽しめます。竿を持っていなくても、「お!今日は大漁ですね。」と話すだけで会話が生まれます。釣りをはじめたことで、イスタンブルとの距離感が縮まった気がしました。私が東京に帰って、仕事や満員電車で疲れた時に思い出す「トルコ」はこういう些細な日常の光景だったりします。 留学から日本に帰る時、釣竿は日本に持って帰れないので他のゴミと一緒に玄関に置いておきました。滞在中1匹しか釣れませんでしたが、人生初のマイ釣竿。この釣竿のおかげで出会えた人もいるので、少し愛着があります。そこで大家さんに遭遇。「半年間お世話になりました」とか「今度はいつトルコに来るの?」と他愛も無い話をしていると、ふと大家さんの目が変わりました。「バハル(トルコでの私の名前)、なんで釣りに誘ってくれなかったんだ!」少し寂しそうな顔の大家さん、いつか一緒に釣りをしようと話して別れました。あれ以来、なかなか時間がなくてトルコに行っても釣りはできていませんが、いつかまた挑戦したいと思います。

末冨敦子先生より「 ことだま・イスタンブル」ビデオメッセージ
トルコで箏の魅力を紹介している末冨敦子先生より 「 ことだま・イスタンブル」メッセージ。 『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作 2015年 アルケオロジー・ヴェ・サナト出版 日本からトルコを、トルコから日本を見つめ、2か国、2言語で出版された文芸作品。 2015年に出版された『はじまり』は、日本とトルコ、また両国につながりを持つ芸術家、作家、学者、研究者による共著。各執筆者がそれぞれの立場から見た日本・トルコ両国のつながりや、文化・文芸、歴史などについて綴る。これまで注目されることのなかった二国の文芸的側面に光を当てた珠玉の一冊。 本の詳細やサンプルページはこちら↓

『イスタンブール日本人学校』
『イスタンブール日本人学校』 イスタンブール日本人学校初代校長として、異文化の中の学校づくりをゼロから始めた著者の奮戦記。トルコでの様々なエピソードを通して、日本人学校の理念や教育方針を読みとることができる。(「MARC」データベースより) ご購入はアマゾンより イスタンブール日本人学校ホームページ