画家エイリュル・キョクシュメールがシリーズで紹介する現代トルコ人画家の絵画。 RESUL AYTEMÜR レスル・アイテミュル 1951年、東トルコのマラティア市生まれ。ミーマルシナン芸術大学で絵画を学び、1998年にイスタンブールのベイオール地区にギャラリーとアトリエを持つ芸術大学卒業生・アートセンターを開設。現在は同センターにおいて芸術活動を続けながら、芸術大学の新卒画家たちの初個展を開く手伝いを行っている。 アイテミュル氏はトルコ絵画における「社会的リアリズム」派を代表する一人である。このグループの絵画は、社会に影響を与え、揺さぶり、形作り、一体感を生む出来事をテーマとしている。 庶民の本質とアイデンティティーを掴んだ画家たちは、はっとさせ、そして現実的な詳細でその社会のアーカイブになる作品を生むものだ。アイテミュル氏の社会観を形成する最も重要な出来事は、抗議デモ、大衆運動、反政府運動などの政治的運動だけでなく、市場、サッカー試合やフーリガンたち、道端の行商人、売春婦のような日常の生活で見られるシーンでもある。特に多く描かれているのは、アトリエのあるタルラバシュ地区の怪しい雰囲気や人たちの特徴である。 彼の色彩の特徴からフォービズム画家ということができる。絵の具を混ぜて和らげることなしに、チューブから搾り出したままに厚い層をキャンバスに塗り重ね、リズム感を持って色彩が反復され、これによって絶妙なハーモニーが生まれる。鮮やかで衝撃的な赤、これが彼の絵画のもっとも特徴的なのところである。 RESUL AYTEMÜR Ressam Resul Aytemür, 1951 yılında Malatya’da doğdu. Resim eğitimine Mimar Sinan Güzel Sanatlar Akademisi’nde başladı ve 1998 yılında, İstanbul-Beyoğlu’nda Akademililer Sanat Merkezi isimli galeri ve atölyeler merkezini açtı. Hala bu binada resim çalışmalarına devam eden sanatçı, özellikle akademiden mezun olan genç sanatçıların ilk sergilerini giriş…