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エリフ・チャーラル Elif Çağlar
セレングルンが紹介するトルコの音楽家たち - 3 エリフ・チャーラル ・ムスル Elif Çağlar Muslu エリフ・チャーラルはイスタンブール・ビルギ大学音楽学部でジャズ音楽を学んだ。 ロクシークラブ主催の音楽祭で優勝したグループ「バグダットアベニュー」と共にアルバム「1-10」を発表。 ジャズ演奏技術をさらに高めるために、2006年にアメリカにわたり、伝説のジャズシンガー、シーラージョーダンの指導を受ける。ニューヨーククィーンズカレッジ付属のアーランコップランド音楽学校を優秀な成績で卒業する初めてのトルコ人になる。 音楽ビデオ:“M-U-S-I-C” – Circus Love ニューヨークに在住中に55 Bar、Nublu、The Knitting Factoryなど多くのクラブでコンサートを開く。国際イスタンブールジャズフェスティバル、アクバンク・ジャズフェスティバル、2012年ブラティスラヴァ・ジャズフェスティバル、プリシュティナ(アルバニア)ジャズフェスティバル、ワンラブ(カナダ)ジャズフェスティバル、ルクセンブルグ紅葉のジャズフェスティバル、ブルースフェスティバルなど多くの権威あるジャズフェスティバルに出場。 トルコの女性ジャズシンガーとしては初めて英語の歌詞から作曲やアレンジまですべて自らおこなったアルバム「M-U-S-I-C」を2010年に発表し大きな反響をえた。 このアルバムを制作した「NU DC Record」はウエブサイトにチャーラルの音楽ビデオ数多くアップしている。ぜひ聞いてみて下さい。 http://www.nu-dcrecords.com/videolar 2013年にシカゴジャズの名手ジミーバーンズ、キャサリンデイヴィスと共にトルコの歴史日ある「Blues Festival」の記念アルバム「ブルースで生き返る」を共同制作した。このアルバムのために新曲「Bluestanbul」を作曲。 音楽ビデオ:Catch Us If You Can (Balcony TV) トルコの名門ボアズィチ大学の学生が運営しているボアズィチラジオが主催する音楽賞をジャズ部門で2度受賞。2014年に「軽音楽」のシングルを制作。(自作の二曲が収録されている)世界的に知られるジャズミュージシャンであるアーロンパークス 、ハリッシュラガヴァン、エリックハーランドと共作のアルバムMisfit「ミスフィット」が2015年に発表され、2016年にディスクユニオンの依頼で日本でも好評販売された。2016年にMrs.Eloの名でEPアルバム「Everyone with Everything」を発表。 アルバム: “M-U-S-I-C” (Nu-Dc Records, 2011) “Misfit” (Nu-Dc Records, 2015) “Hafif Bati Muzigi”, Single (Nu-Dc Records,…
「トルコの街角から」アヤソフィアの小さな住人たち① 写真家 星野安杏
アヤソフィアの小さな住人たち① イスタンブルの象徴とも言えるアヤソフィア。トルコに訪れたことがなくても、写真や映像で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。 今回は、アヤソフィア生まれアヤソフィア育ちのグリを紹介したいと思います。 2009年にアメリカのオバマ前大統領が撫でたことで一躍有名になったグリ。日本では、動物写真家の岩合光昭さんの人気番組「世界ネコ歩き」で取り上げられています。 グリと出会ったのは2014年のことでした。まさか世界遺産の建造物に猫が住んでいるなど想像したことも無かったので、皇帝の門の隅っこにちょこんと座っているのを見た時のことの驚きは今でも忘れられません。 ふわっとした毛に、丸っとした体格。アーモンドみたいなくりっとした目が印象的な可愛らしい猫でした。しかし、そのつぶらな瞳はどこか遠くを見つめているようで、グリの纏う神秘的な雰囲気に一瞬で魅了されました。アヤソフィアをゆったりと歩く姿は美しく、威風堂々とした姿は「アヤソフィアの番人」と呼ばれるのも納得です。 一見とっつきにくいグリですが、来館者のひざに乗ったり、ポーズを取っているかのように館内で座っていることもあり、人懐っこい一面も垣間見えます。特に、前足を揃えて行儀よく座る姿はおなじみのポーズとなっています。 観光客のひざの上で寝息をたてながら寝る姿からは、沢山の人に愛されながら育ってきたことがわかります。 寒い冬のある日、アヤソフィアに行ったらグリにひざに乗られてしまい、閉館時間まで皇帝の門に座るはめになったことがありました。 「そろそろ帰ってもいい?」と聞くと何も言わず爪を立ててダメというグリ。結局、閉館時間を過ぎてしまい見回りに来た警備員さんに連れていかれてしまいました。「にゃー」と駄々をこねる姿はまるで子供のようで、普段の飄々としたグリとは正反対の顔に思わず笑ってしまいました。それからは、長い時間ひざに乗ってもらえるように、時間に余裕をもって会いに行くようにしています。 グリは今日もきっとアヤソフィアを訪れた人を眺めながら、のんびり気ままに過ごしているのでしょう。「アヤソフィアの番人」として、1日でも長く元気でいてほしいものです。
セゼン・アクス Sezen Aksu
セゼン・アクス Sezen Aksu (1954年7月13日 – )は、トルコのシンガーソングライター・音楽プロデューサー。 1975年にデビュー。これまでに4,000万枚以上のアルバムを売り上げているトルコ音楽の大御所的存在であり、「トルコPOPの女帝」と呼ばれる。国民的歌手であり、その人気はいまでも健在だ。 関連記事 ・バルシュ・マンチョ ・ハンデ・イェネル
ArtTurkey Japan美術展in町田
ArtTurkey美術展in町田 町田国際版画美術館にてArtTurkey美術展が開催しました。 両国の芸術家たちの作品が並んでいて楽しいです。5月3日から5月8日まで。
ガーイェ・ス・アクヨル
セレングルンが紹介するトルコの音楽家たち - 1 ガーイェ・ス・アクヨル (彼女の名前の日本語の意味は 望・水・白い道になる) 女性シンガー・ソングライター、画家 1985年イスタンブール生まれ 2007年にイェディテペ大学社会人類学部卒 歌手トゥーチェ・シェノールと共にグループ「Seni Görmem İmkansız君には会えない」を結成。グループ名は「夢の中でもなければ君には会えない」という有名な歌の歌詞に由来する。個人としては、2014年にファーストアルバム「Develerle Yaşıyorumラクダと暮らしてます」を発表。トルコ古典音楽の要素とサーフロックのスタイルを絶妙に融合させた彼女独特の音楽は、トルコ国内のみならず、国際的にもたくさんのファンを持つ。現在はトルコを本拠地としながら、世界各地で音楽活動を展開している。 Selen Gülünün Tanıtımıyla Günümüz Türk Müzisyenleri – 1 Gaye Su Akyol (1985, İstanbul) ressam, şarkı yazarı ve şarkıcı. 2007 yılında Yeditepe Üniversitesi Sosyal Antropoloji Bölümü’nden mezun oldu. Şarkıcı Tuğçe Şenoğul ile ‘Seni Görmem İmkansız’ adlı grupta bir araya gelerek müzik yapmaya başladı ve 2014 yılında…
日本人視点で楽しむ現代トルコ音楽 maNga マンガ
今回は少しいろいろありまして、遅れております。 申し訳ありません m(_ _)m 今でこそ、トルコのインターネットラジオは沢山ありますが、 その昔は殆ど無いし、聴くに聴けないものばかりでした。 2000年頃、私が聴き始めた時にはまだ録音した番組を延々回していた感じでした。 さて、時代は進みまして。 ウチのおチビが産まれる前後になると、番組もストリーミングも豊富になりまして。 今ではネットで自宅に居ながらにして、トルコのテレビ番組すら視られる時代ですよ。 そんな私が好んで聴くラジオ局は、PowerTürkFMです。 別にどこの局でも良いのですが…フィーリングが合う気がするだけです。 この局は色々なジャンル専門のFM局もあり、TV局もあるのですが、 毎年PowerTürk Müzik Ödülleri (パワーテュルク・ミュジッキ・オデュッレリ)という音楽賞を設けておりまして、 今年は4月14日発表、最優秀男性歌手・最優秀アルバム賞・最優秀楽曲賞・最優秀ビデオクリップ賞の4冠で Mabel Matiz氏が独り勝ちでした。 他にも色々な賞があるのですが、最優秀グループにmaNgaが入っていまして、久々にその名前を聞きました。 その名の通り、日本語の「マンガ(漫画)」が由来のグループです。 当初はアニメを使ったビデオクリップが多かったですね… 久々だから、彼らのTwitterページ @maNgaMusic を見てみると、私の好きなアルバム”Şehr-i Hüzün”が10周年だという…。 もうそんなに年月が経つのかと遠い目になりましたよ。 はい、というワケで、今日はこれです。 maNga – Beni Benimle Bırak (2009) トルコのロック系はストリングス使用が多いですね。 10年も前の曲だとは全然思えないくらい、古さは感じられません。 今でもマイカーで聴いている曲の一つでもあります。 ヴォーカルのFerman氏はソロでも活躍しておられます。 さて、日本でもこのバンドの強力なファンがいらっしゃるようで、 珍しく日本語のWikipediaページがありましたので、興味のある方はご覧ください。 maNga – Wikipedia