ブリュエンニオスの歴史 ビザンツ人が語るビザンツの歴史

ブリュエンニオスの歴史 ビザンツ人が語るビザンツの歴史

ブリュエンニオスの歴史 12世紀の東ローマ帝国の軍人「ブリュエンニオス」が残した貴重な本「歴史を書く人たちのための資料」。 ブリュエンニオスについて英語で読める資料が少ない中、アメリカ人ビザンツ研究者レオナラ・ネヴィル氏がまとめた一冊。 日本の研究者にもお勧めしたい。 Heroes and Romans in Twelfth-Century Byzantium: The Material for History of Nikephoros Bryennios Leonara Nevil 2012, Cambridge University Press   ご購入はアマゾンにて 日本ビザンツ学会ホーhttps://loveturkey.jp/2016/02/26/bizans-association-of-japan/ムページ

『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』
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『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』

  『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』  Muhtedi Kiliseden Camiye 藤原書房 2010年 オスマン・ネジュミ・ギュルメン(著) 和久井路子(翻訳) 著者についてはこちら <あらすじ(裏表紙より)> 「中東から北アフリカ、ヨーロッパに渡る広大な地域を勢力下に収めたオスマン帝国と、擡頭しつつあるキリスト教諸国との間で、激しい勢力争いが展開された十六世紀地中海世界。イスラム王朝を敷きつつも多様な民族と宗教をその懐に抱いていたオスマン帝国では政治、軍事などの各領域においてさまざまな出自の人々が活躍の場を獲得していた。クルチ・アリもまた、その一人である。キリスト教からイスラムに改宗し、海賊として頭角を現したクルチ・アリは、その勇敢さと智恵によって勇名を馳せ、その力を恐れたキリスト教諸国からの度重なる懐柔をも斥けてついにオスマン帝国海軍の最高位である提督に登り詰める。 本書は、クルチ・アリという伝説的人物の物語であるとともに、彼を取り巻く、海という自由を生きた男たちの群像劇でもあり、その背景には、オスマン帝国という特異な存在の勢力の源泉となっていた宗教的多様性のダイナミズムが、博覧強記の著者の筆力によって、余すところなく描き出されている。」 購入はアマゾンから 関連記事 ・最後の授業 ・トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争  

作家 オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen
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作家 オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen

オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen (1927年‐)トルコの小説家。主に歴史小説を書く。 彼のデビュー作『L’echarpe d’Iris』はフランス語で書かれ、同国で1976年に出版された。同作は翌1977年にトルコのヒュッリイェト出版によりトルコ語版『Ebemkusagi (虹)』としてトルコでも人気作となった。彼の小説第4作目となった『Rana』は2006年にトルコで出版され、半年以上に渡ってトルコでベストセラー小説となった。   日本語で出版されているギュルメンの著作としては、 『改宗者クルチ・アリ協会からモスクへ(Muhtedi Kiliseden Camiye、 藤原書房 2010年)』がある。 詳しくはこちら 関連記事 ・オルハン・パムク ・セルダル・オズカン

『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』 

『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』 

『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』 2008年 三一書房 新井政美(監修)鈴木麻矢(翻訳) ご購入はアマゾンより 著者について詳しくはこちら <あらすじ、解説> 「トルコ史上空前の60万部を超える大ベストセラー世界初訳! 1918年、第一次世界大戦に敗れたオスマン帝国は列強の支配下となった。為政者たち は保身のため自ら国を差し出すかのように振る舞い、国内は混迷の極みに達する。その中、トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマルは立ち上がり、卓抜した 戦略と指導力、加えて国民自身の独立への熱狂的な渇望によって、内憂外患の言葉では足りないほどの絶望的情況を打破し、独立を勝ち取る。 トルコにて驚異的な売上げを誇る本書は、トルコの人々の「愛国心」がどのようなものかを示し、歴史小説の枠を超えて、現代、そして将来のトルコ共和国を理解するためにも不可欠の一書である。」 関連記事 ・改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ ・私の名は赤  

TURKEY: The Land of the Crescent Moon(英語)

TURKEY: The Land of the Crescent Moon(英語)

TURKEY: The Land of the Crescent Moon  (Exploring Countries of the World)(英語) 2006年 White Star キアラ・リベロ(著) <内容> トルコ各地を著者が周り撮影した写真は、読者を旅へいざなうようだ。表紙はネムルト山の遺跡。ネムルト山は朝日の美しさが格別。旅行者はここで日が昇る瞬間を夜明け前から待つという。 内容: 伝説的都市イスタンブールからトプカプ宮殿の財宝、ピクチャレスクな漁師町からトロイの遺跡など、トルコは私たちにその長く積み重ねられた歴史や、息をのむように美しい地形など、まさに人類の宝を見せてくれる。本書は読者を素晴らしいツアーへといざなう。そこには、ホーマーに愛された「ワイン色の海」や他に類を見ない芸術的建築遺産など、様々なトルコの顔が隠されている。何百ものフルカラーの写真と、そこに添えられた生き生きとしたエッセーは歴史・文化に富んだこの国を垣間見たい読者には必見だ。(本書解説より筆者翻訳)   ご購入はアマゾンから 関連記事 ・写真集 カッパドキア 刻まれた時間 ・Istanbul: City of a Hunderd Names