映画監督 セミフ・カプランオール Semih Kaplanoglu

映画監督 セミフ・カプランオール Semih Kaplanoglu

映画監督 セミフ・カプランオール Semih Kaplanoglu トルコを代表する映画監督、劇作家 (1963年4月4日-)トルコ、イズミル出身。大学で映画を学んだ後、一旦は広告会社でコピーライターとして働く。その後、撮影助手として映画の世界に。 2001年、初の長編映画『みんな自分の家で』はイスタンブール国際映画祭において年間最優秀トルコ映画賞を、アンカラ国際映画祭では作品賞など4部門で受賞。翌年、第15回シンガポール国際映画祭でも監督賞とアジア映画賞を受賞した。 その後、映画制作会社カプラン・フィルム・プロダクションを立ち上げ、2005年に映画『天使の墜落』 Melegin Dususuを同社で製作。本作は、ナント三大陸映画祭とケララ国際映画祭でグランプリを受賞。2作連続の出品となったイスタンブール国際映画祭では国際映画批評家連盟賞を、アンカラ国際映画祭では審査員特別賞を受賞した。 その後、自身の半生を元に、一人の人物の壮年期から幼年期までを遡っていく形で描く三部作の製作を始め、2007年に1作目の『卵』を発表。第60回カンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映された他、イスタンブール国際映画祭とニュルンベルク映画祭、アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭でグランプリを、ファジル映画祭で監督賞を受賞。 また、主人公の親戚の娘を演じたサーデット・アクソイが多くの女優賞を獲得した。2008年に発表した2作目の『ミルク』は、第65回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映された他、イスタンブール国際映画祭で観客賞と国際映画批評家連盟賞を受賞した。 2010年に発表した3作目の『蜂蜜』は、第60回ベルリン国際映画祭で金熊賞とエキュメニカル賞を受賞。初の世界三大映画祭での受賞となった。これらは主人公の名前を取って「ユスフ三部作」と呼ばれている。 関連記事 ・ユルマズ・ギュネイ ・フェルザン・オズペテク

映画監督ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン Nuri Bilge Ceylan

映画監督ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン Nuri Bilge Ceylan

ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン Nuri Bilge Ceylan トルコを代表する映画監督、脚本家、写真家 (1959年1月26日-)イスタンブール出身。ボアズィチ大学でエンジニアリングを学んだ後、ミマール・スィナン芸術大学で2年間映画製作を学ぶ。ボアズィチ大学に在学中、写真部、山岳部などに所属し、自然に関心を持つように。1995年、初作品となる短編『繭』を製作し、これが第48回カンヌ国際映画祭の短編部門で上映されたことで注目を浴びた。 その後、1997年に『カサバ – 町』で長編デビュー。翌1998年の第11回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、東京シルバー賞を受賞した。フォーラム部門に出品された第48回ベルリン国際映画祭ではカリガリ映画賞を受賞。1999年の『5月の雲』は翌2000年の第50回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。 2002年の『冬の街』と2011年の『Bir Zamanlar Anadolu’da (昔々、アナトリアで)』でカンヌ国際映画祭グランプリを、2008年の『スリー・モンキーズ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。2014年には5度目の出品となった第67回カンヌ国際映画祭で『雪の轍』がパルム・ドールを受賞した。 ちなみに、彼の作品は上映時間がとても長いことでも有名である。例えばパルム・ドールを受賞した『Kış Uykusu(雪の轍)』は196分の大作だ。 関連記事 ・デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン ・セミフ・カプランオール