『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作
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『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作

『ことだま・イスタンブル』 日本・トルコ 共同著作 2015年 アルケオロジー・ヴェ・サナト出版 日本からトルコを、トルコから日本を見つめ、2か国、2言語で出版された文芸作品。 2015年に出版された『はじまり』は、日本とトルコ、また両国につながりを持つ芸術家、作家、学者、研究者による共著。各執筆者がそれぞれの立場から見た日本・トルコ両国のつながりや、文化・文芸、歴史などについて綴る。これまで注目されることのなかった二国の文芸的側面に光を当てた珠玉の一冊。 Love Turkey ストアからのご購入はこちら↓ 『ことだま・イスタンブル』 詳しくはこちら        

IAN・クロニクル (イスタンブール・アート・ニュース付録)
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IAN・クロニクル (イスタンブール・アート・ニュース付録)

IAN・クロニクル (イスタンブール・アート・ニュース付録) イスタンブール・アート・ニュース紙には多くの付録雑誌がある。クロニクルはその中でも、時代を彩った文芸記録の数々を掲載。 月刊誌 全114ページ 値段 付録のため無料 紹介するのは2015年4月号   表紙 1971年の写真。 ポスターには「20年働いてきました。追い出されようとしています。 モデル一同」の文字。                     3ページ(左) 編集長からのメッセージ。 今月の特集である、1971年にヌードモデルが裸での抗議行動をした際は問題なく報道された同じトルコで、今年(2015年)に同写真を写真投稿サイト、インスタグラムに掲載されたところ大問題になり、すぐさま削除されてしまったエピソードなどを語る。   6,7ページ 1971年 真っ裸の訴え イスタンブール国立芸術アカデミーで15人のモデルが不当解雇を裸で訴えた。43年前に許されたこの行為が現在では・・・。   10,11ページ   12,13ページ 「イスタンブールのもう一つの歴史 工業遺産」 2000年代半ばまでイスタンブールのものづくりには成長のエネルギーが目に見える形で渦巻いていた。2015年現在、工業遺産の状況はいかに。   17ページ 29ページ ブロードウェイによる「オペラ座の怪人」イスタンブール公演の広告 40,41ページ   80,81ページ ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館より「野生の美」   82,83ページ 1999年Mc.Queenの春夏コレクションはパフォーマンス形式のファッションショーの幕開けとなった。シャローム・ハーロウのドレスは、左右のロボットによって色付けされていく。   107ページ(右) 鳩のえさを売る老人は、赤と白のストライプが目印。「イスタンブール商工会議所」の文字も。   関連記事 ・IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録 ・IAN エデビヤト イスタンブール・アート・ニュース付録

オト トルコの文学、風刺雑誌

オト トルコの文学、風刺雑誌

オト トルコの文学、風刺雑誌 タイトルはトルコ語で「草」という意味。珍しいのは、風刺漫画と文学(随筆)が一つになっているところ。2013年創刊。 月刊誌 全64ページ 値段 6リラ(約240円)2015年10月現在 紹介するのは2015年10月(第32)号 表紙 3ページ(右) ニルギュン・マルマラ(1958-1987、写真)トルコの女流詩人による詩   4ページ(左) デュジャーネ・ジュンディオール(1962-)トルコ人作家、思想家の随筆 オレンジ色の円の中「私たちを人間にしているのは悲しみである。なぜなら人は悲しむとき、もっとも秘められた側面をみせるからだ。その側面とは、人間的側面である」 5ページ(右) 右側は元トルコ代表サッカー選手、元監督のメティン・テキン(右)が、同じく元代表選手で現監督のフェイヤズ・ウチャル(左)との友情を語るエッセイ。  6,7ページ 「トルコ人は賢いのだろうか?」 トルコ人詩人、小説家であるムラト・メンテシュによるエッセイ。 黒円囲みの文字(左)「権力者は(祖国のために巡視した)死人を好む。どんなに賢くとも、彼ら(死人)は何も問いただしては来ないからだ」 中央写真。男性2人の会話 左:考えている・・・ 右:何を考えているんだい? 左:何も。ただ考えている。 8,9ページ トルコの女流作家、ネルミン・ユルドゥルムによる随筆。 見出し「鳥たちよ、ママに温かい国をたくさん持ってきて頂戴!」 10,11ページ トルコの俳優、音楽家、映画監督であるアリ・アタイによる文章。   12ページ(左) 左側の2枚の絵画 上、テーマは「わが祖国」 下、テーマは「脳裏に孤独がよぎる」 右側の文章はマヒル・ウンサル・エリシュというトルコの作家、翻訳家のもの。   14ページ(左) 「35歳は(人生という)道の真ん中」 35才で音楽家(写真左)、サッカー選手(写真右)、俳優(写真下)になった人々の経験を綴ったページ。 15ページ(右) 見出し「50歳からアイシェ(トルコ人女性名)に手紙を」   16ページ(左) 見出し「私の精神状態は、あなた次第です」 17ページ イスタンブール、ビエンナーレの広告   18,19ページ 「秋」 「戦争はこの国の人々にとっていつの時代にも遠いものにはならなかったが、爆撃の音が聞こえなかったせいだろうか、彼らは知らないふりをするのがとても上手だった」 20ページ(左) 見出し「詩人はパンを食べるのに、パン職人は詩を読まない」 21ページ(右)一コマ漫画「ディップノート(声に出せない本音)」 1段目左 女「鶏肉好きでしょ?」(一番料理が簡単だし肉だし…最初の食事でリスク取りたくなかったの) 3段目左 女「あぁー!」「なんか熱くないこの部屋?」(あっち行ってよ、狭いじゃない!)    右 男「ハニー、ママたちも近くにいるんだって。寄っていかないか?」…

ナショナル・ジオグラフィック・テュルキイェ ナショジオトルコ版

ナショナル・ジオグラフィック・テュルキイェ ナショジオトルコ版

ナショナル・ジオグラフィック・テュルキイェ  ナショジオトルコ版 日本でもおなじみのこの雑誌、180か国以上で読まれているが、すべての国の言語で出版されているわけではない。限られた言語の中でも、トルコ語版があるので、紹介しよう。   月刊誌 値段 10リラ(約40円) 紹介するのは2015年10月号 表紙 タイトル「オオカミの海」海オオカミは、ヤギが何かなど知らない。海でありつけるものは何でも 食らう。                              2ページ(左)目次 本号の記事はカナダ、南アフリカ、スウェーデン、ミャンマーから       関連記事 ・写真集 TURKEY:The Land of the Crescent Moon

IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録
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IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録

IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録 建築に関する情報に特化したイスタンブール・アート・ニュースの付録。   月刊誌 全32ページ 値段 付録のため無料 紹介するのは2015年4月号 表紙 トルコのセラミックタイル会社カレボドゥル社が2013年より「カレボドゥルと建築家たちの語らい」と題して続く会議で、世界的に有名な建築家、デイヴィッド・チッパーフィールド(写真)が登壇。  2ページ エディルネにあるトルコで2番目に大きなシナゴーグ、カル・カドシュ・アガドル・シナゴーグ   6ページ 「現代的な外観」 2015年初めにオープンしたシシリ市役所別館(写真上)は、そのモダンなファサードがに人々を惹きつけている。  7ページ 「2015年のもっともすぐれた内装プロジェクト…」 デザインの世界で最も由緒ある賞の一つであるiFデザイン・アワードは今年、初の試みとして内装デザインを評価の対象に入れた。  「オスマン政府のギリシャ人建築家が集う展覧会」 イスタンブールには、名もなきギリシャ人建築家たちが作った建物が現在も多く残っている。この展覧会はそのような、イスタンブールの様相を変えたともいえるギリシャ人建築家に焦点をあてたものだ。 19ページ 「偉大なシナンを現代の技術で語る展覧会」 上級改修建築家のセネム・アクチャイ氏とキュレーターのディーデム・ギュルザプが、彼らがデザインを手がけた建築家シナン(トルコで最も有名な建築家)ミュージアムの最初の一歩として考えられている、(2015年)4月9日にトプハーネ・イ・アーミレで始まる展覧会「建築家シナンとモノづくりの天才の傑作たち」について語った。  20ページ 「昔と今をデザインでつなげる」 トルコのみならず国際的にも評価されている建築家、ゼィネプ・ファドゥッルオール(写真)は、現代的なデザインの中に、オスマン帝国期、あるいはセルチューク朝の要素を取り入れている。 https://www.facebook.com/IstanbulArtNews 関連記事 ・IAN クロニクル イスタンブール・アート・ニュース付録  

IAN エデビヤト イスタンブール・アート・ニュースの付録(文学)

IAN エデビヤト イスタンブール・アート・ニュースの付録(文学)

IAN エデビヤト イスタンブール・アート・ニュースの付録(文学)   イスタンブール・アート・ニュース紙の付録のテーマは様々。これはその中でも、文学に特化したもの。   月刊紙 値段 付録のため無料 全32ページ 紹介するのは2015年4月号   表紙 挿絵は2015年2月28日に他界したヤシャル・ケマルを描いたもの。本紙は彼の追悼の為、特集ページを設けている。 ヤシャル・ケマル(1923年10月6日‐2015年2月28日)はクルド系の小説家、脚本家。生涯で38もの賞を受け、トルコを代表する作家となった。特に『メメド 我が鷹』が国際的に評価され、ノーベル文学賞の候補にも挙がった。         2ページ(左) “人間を執筆に引き付けるのは少しの不愉快さと心残り” この記事を書いたのはベフチェット・チェリク(写真)、トルコの小説家。 2008年にサイト・ファーク短編賞、2011年にはハルドゥーン・タネル短編小説賞を受賞している。  28ページ 「カズオ・イシグロは眠れる巨人を起こすことはできるのか」 長崎県出身の日経イギリス人作家、カズオ・石黒についての記事。 関連記事 ・IANミーマーリ イスタンブール・アート・ニュース付録

ウイクスズ トルコの風刺かわら版

ウイクスズ トルコの風刺かわら版

ウイクスズ トルコの風刺かわら版 uykusuz 2007年に創刊。トルコと北キプロス共和国で発行され、トルコで最も売上高の大きい風刺新聞である。エンブレムはパジャマズボンにタンクトップの男性。 週刊紙       uykusuz 全16ページ 値段 トルコでは3.5リラ(約140円)、キプロスでは4リラ(約160円)2015年10月現在 紹介するのは2015年10月1日版 表紙 石像たちの会話「今度は俺らの番か。ギブスだらけにされちまう」「兄さん、ストレスためすぎると余計に日々入るから気を付けなよ「しっ!静かにしなよ、ほら、人間が来るよ」 この会話の拝啓には、トルコで多くの遺跡が修復により改悪されているという大ニュースがあった。(サンデーズ・ザマン紙の紹介ページ参照)。この石像はトルコの遺跡の中でも有名なネムルト山のもので、神々の像だといわれている。神さえも恐れる修復工事とは、いったいどれほど恐ろしいのだろうか… 11ページ 左上「兄さんそれどーしたんだよ?」「いやー暑くてブーツなんて履いてられねぇからよ!」 左下 老人たちの会話「どこで定年なさったんですか?」「広告会社のクリエイティブ・ディレクターでした」「それは素晴らしい。で、あなたの方は?」「56年間ソフトウエア会社で働いて、モバイルアプリの開発担当者でした」 隣の机の若者「もうどこにも普通のじいちゃんがいなくなっちまったなぁ…」 12ページ 漫画だけかと思えば、アタテュルクやチェ・ゲバラの写真の載ったエッセーもある。   15ページ(右) 右下 恐竜(落下する隕石を見ながら)「いつかきっと僕たちをテーマにドキュメンタリーを撮ってくれるよね!グスン泣」   関連記事 ・ハジャマット トルコの宗教的風刺かわら版