トルコの小説家
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トルコの小説家

トルコの小説家   ここではトルコの著名な作家を何人か紹介する。日本語で出版されている著作も紹介しているので要チェック!   20世紀半ばに活躍 アフメット・ハムディ・タンプナル     風刺作家といえば彼! アズィス・ネスィン     著作が映画化されたことも話題に フェリット・エドギュ     トルコを代表する女流作家 ラティフェ・テキン     トルコ人初 ノーベル賞受賞作家 オルハン・パムク   なんとデビューはフランス! トルコでも不動の人気 オスマン・ネジュミ・ギュルメン       トルコ現代文学の先駆者 サーイト・ファーイク・アバスヤヌク   トルコ版『星の王子様』の作者 セルダル・オズカン     弁護士から劇作家に転身?! トゥルグット・オザクマン   関連記事 ・トルコの歌手 ・トルコの映画監督

アフメット・ハムディ・タンプナル Ahmet Hamdi Tanpinar
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アフメット・ハムディ・タンプナル Ahmet Hamdi Tanpinar

アフメット・ハムディ・タンプナル Ahmet Hamdi Tanpınar (1901年6月23日‐1962年1月24日)トルコの小説家、短編小説家、詩人、教師、翻訳家、文学史学者、政治家。 トルコ共和国の教師第一世代の一人であった彼は、「Bursa’da Zaman(ブルサで時間は)」という詩で一躍有名になった詩人である。学者や翻訳家など多くの顔を持つ彼の代表作は「Huzur(心の平安)」と「Saatleri Ayarlama Enstitusu(時間調整研究所)」という二つの小説である。   日本語で出版されているタンプナルの著作としては『心の平安(Huzur)』がある。 『心の平安 (Huzur)』詳しくはこちら Wikipedia 関連記事 ・オルハン・パムク ・オスマン・ネジュミ・ギュルメン

『口で鳥をつかまえる男 -アズィス・ネスィン短編集-』
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『口で鳥をつかまえる男 -アズィス・ネスィン短編集-』

『口で鳥をつかまえる男 -アズィス・ネスィン短編集-』 藤原書房 2013年   アズィス・ネスィン(著) 護雅夫(翻訳) 著者についてはこちら   <内容(本書解説より)> 「二〇一一年六月、近づく総選挙でトルコの政治は連日過熱気味。そんななか、与論調査で与党公正発展党の支持率が五〇%近いのをみたある著名な劇作家が、「アズィス・ネスィンの基準によれば公正発展党への支持率は六〇%にいくはずだ」と発言し、物議を醸した。これが、「トルコ人の六〇%はバカだ」というアズィス・ネスィンの言葉を受けたものであることは、トルコの人ならば誰でもすぐにわかる。「アズィス・ネスィン的な」という表現はトルコでは色々な場面に使われる。無神論者という彼の宗教的立場を思い出し、非難の言葉にもなるだろう。しかし、多くの場合は「アズィス・ネスィン的」とは、愚かな人々が巻き起こす、悲喜劇的な物事の展開をさしている。地中海性のトルコの人々は、明るくポズィティブだが、その一方でとても自嘲的だ。愚かで呆れた出来事には「これだから、ここはトルコ!」の一言。トルコではよく聞く言葉だ。     アズィス・ネスィンの描いたトルコは、こうした自嘲を常とするトルコの人々にとって、まさに苦笑いして眺める自画像だったのだろう。アズィス・ネスィンはトルコを愛し、憂い、からかい、そして自分自身が「愚かな」トルコ人の一人であることを示し続けた。自身を六〇%の中に見ていたからこそ、人々の共感を得ていたといえよう。この勇気ある作家は今でも、多くの人々の記憶の中で生きている。」 (解説 林佳世子) ご購入はアマゾンから 関連記事 ・最後の授業 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺  

作家 フェリット・エドギュ Ferit Edgu
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作家 フェリット・エドギュ Ferit Edgu

フェリット・エドギュ Ferit Edgü (1936年2月24日‐)トルコの短編小説家、詩人、小説家。 トルコ芸術学院絵画科で芸術を学んだ後、パリに留学。帰国後、自身の出版社を設立し、国内外の多くの作品を出版した。彼は様々なジャンルの著作を多数の言語に翻訳して出版したことでも知られている。 日本語で出版されているエドギュの作品としては『最後の授業(Hakkari’de Bir Mevsim)』がある。 フェリット・エドギュ 『最後の授業』はこちら 関連記事 ・トゥルグット・オザクマン ・ラティフェ・テキン

作家 サーイト・ファーイク・アバスヤヌク Sait Faik Abasıyanık
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作家 サーイト・ファーイク・アバスヤヌク Sait Faik Abasıyanık

サーイト・ファーイク・アバスヤヌク Sait Faik Abasıyanık (1906年11月‐1954年5月11日)トルコの短編作家、詩人。 1940年代に活躍したトルコの現代文学の先駆者とされる。自らが見た労働者や子ども、職に就けない人々や貧民を主な題材とし、現実主義的な人間性あふれる作品を数多く世に出した。 日本語で読めるファーイクの著作としては、『イスタンブール短編集』がある。 『イスタンブール短編集』詳しくはこちら 関連記事 ・オスマン・ネジュミ・ギュルメン ・トゥルグット・オザクマン  

『イスタンブール短編集』サーイト・ファーイク・アバスヤヌック
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『イスタンブール短編集』サーイト・ファーイク・アバスヤヌック

『イスタンブール短編集』 1997年 智文社 サーイト・ファーイク・アバスヤヌック 小山皓一郎(編・訳) 内容(「MARC」データベースより) わが街よ、海よ、カモメよ、おろかで哀しく愛しき人びとよ…。1930~40年代の黄昏のイスタンブールを舞台に人生の哀歓・人情の機微を絶妙の筆で描く28編。 ご購入はアマゾンより     作者についてはこちら   関連記事 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺 ・失われた薔薇