『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』
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『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』

  『改宗者クルチ・アリ教会からモスクへ』  Muhtedi Kiliseden Camiye 藤原書房 2010年 オスマン・ネジュミ・ギュルメン(著) 和久井路子(翻訳) 著者についてはこちら <あらすじ(裏表紙より)> 「中東から北アフリカ、ヨーロッパに渡る広大な地域を勢力下に収めたオスマン帝国と、擡頭しつつあるキリスト教諸国との間で、激しい勢力争いが展開された十六世紀地中海世界。イスラム王朝を敷きつつも多様な民族と宗教をその懐に抱いていたオスマン帝国では政治、軍事などの各領域においてさまざまな出自の人々が活躍の場を獲得していた。クルチ・アリもまた、その一人である。キリスト教からイスラムに改宗し、海賊として頭角を現したクルチ・アリは、その勇敢さと智恵によって勇名を馳せ、その力を恐れたキリスト教諸国からの度重なる懐柔をも斥けてついにオスマン帝国海軍の最高位である提督に登り詰める。 本書は、クルチ・アリという伝説的人物の物語であるとともに、彼を取り巻く、海という自由を生きた男たちの群像劇でもあり、その背景には、オスマン帝国という特異な存在の勢力の源泉となっていた宗教的多様性のダイナミズムが、博覧強記の著者の筆力によって、余すところなく描き出されている。」 購入はアマゾンから 関連記事 ・最後の授業 ・トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争  

作家 オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen
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作家 オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen

オスマン・ネジュミ・ギュルメン Osman Necmi Gurmen (1927年‐)トルコの小説家。主に歴史小説を書く。 彼のデビュー作『L’echarpe d’Iris』はフランス語で書かれ、同国で1976年に出版された。同作は翌1977年にトルコのヒュッリイェト出版によりトルコ語版『Ebemkusagi (虹)』としてトルコでも人気作となった。彼の小説第4作目となった『Rana』は2006年にトルコで出版され、半年以上に渡ってトルコでベストセラー小説となった。   日本語で出版されているギュルメンの著作としては、 『改宗者クルチ・アリ協会からモスクへ(Muhtedi Kiliseden Camiye、 藤原書房 2010年)』がある。 詳しくはこちら 関連記事 ・オルハン・パムク ・セルダル・オズカン

失われた薔薇 セルダル オズカン

失われた薔薇 セルダル オズカン

失われた薔薇 セルダル オズカン (著)吉田利子(訳) 1975年生まれの若い作家セルダル・オズカンのデビュー作。サンフランシスコとイスタンブールを舞台に女子学生ダイアナのストリーを語る小説。トルコでベストセラーになって、世界中でも40か国以上で出版された。 吉田利子 (翻訳者) 東京教育大学文学部卒業 セルダル オズカン 1975年トルコ生まれ。アメリカでマーケティングと心理学の学位を取得、その後母国トルコに戻り、イスタンブール・ボスポラス大学で心理学の勉強を続ける。2003年トルコで発表された『失われた薔薇』は稀にみるベストセラーとなり、その後著者自らの英訳により40カ国に翻訳権が売れ、世界中で多くの読者を獲得している  2011年 Hayatın Işıkları Yanınca 人生の光がつくと 2011年 Ölümsüz Kalp  無死の心 2012年Kayıp Gül: Ekim Yağmurları 失われた薔薇:10月の雨 関連記事 ・トルコの小説家 ・乳しぼり娘とゴミの丘の御とぎ噺