『昔々、アナトリアで』 Bir Zamanlar Anadolu’da
『昔々、アナトリアで』 Bir Zamanlar Anadolu’da
ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督が2011年に発表した本作は、製作者の一人の経験した、アナトリア高原で死体を探す男たちのエピソードに基づいている。
<あらすじ>
ある夜、アナトリアの町ケスキンの郊外を、三台の車で男達-警察官たち、医者、検事、墓堀人たち、憲兵たち、そして殺人容疑のかかった二人兄弟-が走っている―死体を探して。
容疑者の一人、ケナンは、一行を噴水から噴水へと促す。犯行時、彼は酔っていて、彼と、彼の兄弟(精神障害を患う)がどこに死体を遺棄したか思い出せない。暗さと、どこまでも続く同じ地形…探し物を見つけるのは容易ではなさそうだ。
男達は夜な夜な様々な話をする。ヨーグルトやラムチョップについて、家族、妻、元妻、死、自殺、ヒエラルキー、官僚主義、道徳、それから仕事についても。哲学も話題となる。その中でも中心をなし、本作の中で何回も出てくるのは「子どもは、親の過ちから逃れられない。子供がその代償を払う」というもの…
<作品詳細>
『Bir Zamanlar Anadolu’da』
2011公開
監督:ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:ムハンメト・ウズネル、タネル・ビルセル、ユルマズ・エルドアン
2010年、トルコ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、157分
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